鏡に映らないところまで、ちゃんとケアしてる? すてきな男子と素っ裸でイチャイチャするとき、死角なんてありません。アソコの色やムダ毛の量も、乳首の色もごまかせないし、においだってダイレクトに伝わっちゃう。目指すは、全方位的に美しく、フルヌードで堂々と仁王立ちできるレベルのボディ!
第一、二回といきなりシモの話からスタートした当連載ですが、今回は視線を上にあげてください。はい、パイオツです。バストサイズも悩みどころですが、何が気になるって、そりゃ乳首です。
色の濃淡、乳輪の大きさ、乳頭の形……。グラビアアイドルやセクシー女優の乳首と、自分のそれとを比べるのは基本中の基本。次は温泉や銭湯で、乳首チェックしてください。できればお年寄りが多いスポットで。そこでオバアチャンたちの乳首を観察すると……なんと、かなりの割合でピンク! 薄桃色とまではいかなくても淡い色合いが多数派で、思わず「ま、負けた」と敗北感に打ちのめされますが……
喜田直江先生(以下、喜)「張り合ってもしょうがないですよ(笑)。女性ホルモンの影響で、閉経後の女性は乳首が薄い色に戻りますから」
東京・銀座の婦人科形成「なおえクリニック」院長、喜田直江先生に笑われてしまいました。そういわれてみると、子どものころもいまよりずっと淡い色だったという記憶がよみがえってきます。
喜「第二次性徴が始まり、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されるようになると、妊娠、出産に備えて乳首の色は濃くなります。日に焼けると肌が黒くなるのは、肌を保護するため。同じく乳首の色が濃くなるのも、赤ちゃんがおっぱいを吸ってもダメージを受けにくいよう、守ってくれているんです。閉経して女性ホルモンの分泌が減り、授乳の必要がなくなれば、自然に薄くなりますよ」
なるほど、子どもを産める肉体であるかぎり、乳首が色づくのは仕方のないこと。……と、すんなり納得したいところですが、でも、その年代にあっても、はんなりと薄い色の乳首の持ち主もいますよね?
喜「同じ黄色人種でも、肌の色が白めの人から黒めの人まで個人差があります。乳首も肌の色素と比例するので、持って生まれ色合いなのです。個性として受け入れるのがいちばんですが、他人と比べる機会も多いだけに、乳首の色、形で悩む女性は多いですね」
美しいものを見ると、自分もそうなりたいと思うのが女子の心理。先生、なんとかなりませんか!?
喜「ピーリング+ホワイトニング美容液で、色は明るくなりますよ。まずはピーリングで角質を除き、皮膚を柔らかくします。そのうえで、医療機関でのみ取り扱える美白美容液を浸透させるのです。これを約2週間おきに5回ほど繰り返すと、効果を実感できるようになります。個人差はありますが、びっくりするほど薄い色になる方もいます!」
こうなると「フェイシャル用のピーリングと美白美容液でセルフケアで!」と考えつくmessy読者もいそうですが、ボディの皮膚は顔よりも厚いためピーリングの効果も薄く、また、美白成分の濃度もまったく違うため、「やらないよりは、まし」という程度の効果しか得られないとのこと。
そして、もうひとつ気にすべきは乳首のハリです。年々肌が疲れ、くすむのは顔だけではありません。ハリが失われるのも乳首が色濃く見える原因というからには、顔と同じく、ケアをしてあげるのが正解です。
ここで救世主となるのが、「メヴィナス・ニップルパック」。乳首専用のシートパックに、うるおい&美白成分をたっぷり含まれています。これで美容液を浸透させると、透明感がアップし、プルッとしたハリが復活します。乾燥する冬場に、乳頭がヒビ割れるのも予防できます。
喜「乳首の色が明るくなると、みなさん表情も明るくなりますね」
色の濃い乳首を見られたくないあまり、セックスのときに照明を落としたり、温泉に入るときも前を隠したり……。たしかに堂々と乳首を晒せるほうが、それぞれのシーンにおける楽しさも確実にアップします。乳首も人生も、バラ色がいちばん!
(取材・文=三浦ゆえ @MiuraYue)