2012.03.18 Sun posted at 17:03 JST
[PR]
父親は結婚に反対していたが、家族の名誉を守るためなどと主張した妻や家族、ララシュの裁判所に最後は押し切られた。「結婚は判事が決定し、反論する機会がなかった」と振り返り、「娘が成人するまで手元に置きたかった」と悔やんだ。
フィラリさんの事件は国民の怒りを募らせた。女性の権利保護団体の責任者は「法律を通じてレイプは合法化された」と非難した。ラバトでのデモではフィラリさんの写真が掲げられ、参加者は未成年者の結婚反対や個人としての女性の権利擁護などを訴えた。
モロッコ政府のムスタファ・エル・ハリフィ情報相兼報道官は「フィラリさんは2度レイプされた」と指摘。2度目のレイプは加害者との結婚を強いられたことだと述べた。
15日に開かれた政府の定例会議ではフィラリさん事件への対応の協議に時間の大半が費やされた。同情報相は「今回の悲劇を無視することは出来ない。レイプ処罰法を厳しくする可能性を視野に入れて問題点を精査することが必要」と強調した。
[PR]
特集 by 楽天市場