「信頼まだ戻らず」=海江田代表、自民と対決強調—民主党【13参院選】

 過去最低の10議席台となる惨敗を喫した民主党。東京・永田町の党本部で午後10時半ごろからテレビ各局の中継インタビューに次々と応じた海江田万里代表は「大変厳しい結果」などとやや疲れた表情で答えた。

 海江田代表は敗因について、「政権交代で大きな期待を頂いたのが失望に変わってしまい、信頼感がまだまだ戻っていない」と分析。一方、「自民党の経済政策にはいろいろ落とし穴もある。責任野党として指摘していく」と対決姿勢を強調し、「民主党の立て直し、信頼の回復はまだまだ道半ば」として辞任は否定した。

 「全ての責任は私自身にある。思うところはある」と辞意を示唆した細野豪志幹事長について、海江田代表は「本当によくやってくれた。よく話をしようと思っている」と述べるにとどめた。

 5階に設けられた開票センターでは、苦戦を予想してか、候補者名簿を記したボードは用意されず、党のロゴとポスターが張られただけ。海江田代表ら党幹部は、いずれもインタビューを終えるとすぐに退出した。 

[時事通信社]

Copyright © 2012 Dow Jones & Company, Inc. All Rights Reserved

本サービスが提供する記事及びその他保護可能な知的財産(以下、「本コンテンツ」とする)は、弊社もしくはニュース提供会社の財産であり、著作権及びその他の知的財産法で保護されています。個人利用の目的で、本サービスから入手した記事、もしくは記事の一部を電子媒体以外方法でコピーして数名に無料で配布することは構いませんが、本サービスと同じ形式で著作権及びその他の知的財産権に関する表示を記載すること、出典・典拠及び「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版が使用することを許諾します」もしくは「バロンズ・オンラインが使用することを許諾します」という表現を適宜含めなければなりません。

www.djreprints.com