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仙台・宮城DC効果 入り込み客、前年比14%増 4〜6月

 宮城県は、4〜6月に展開された仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)の県内の観光客概況調査をまとめた。観光施設やイベントなどの入り込み客数は前年同期比14.1%増の706万3664人で、東日本大震災前の水準までほぼ回復した。宿泊客数は0.6%減の55万607人だった。

 県観光課は「入り込み客の増加はDC効果が着実に表れた。宿泊客数は、減少傾向にある復興関連需要の減少率を小幅に抑える効果があったのではないか」とみている。
 4〜6月の県内観光客数の推移はグラフの通り。入り込み客は2012年から回復し、10年実績の97%まで戻った。宿泊客も12年に続き震災前の水準を超えた。震災があった11年は入り込み客が激減する一方、復旧工事関係者らの利用で宿泊客は大幅に増えていた。
 入り込み客数の地域別内訳は、石巻市など三陸エリア(5市町)が約28万2000人で前年同期より47.7%増えた。その他のエリアも前年を上回り仙台・松島(14市町村)は15.0%増、県南(9市町)は13.8%増、県北(7市町)は8.4%増だった。
 宿泊客数は県南が3.9%増、仙台・松島が0.1%増だったのに対し、三陸は2.9%減、県北は5.5%減だった。


2013年07月21日日曜日


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