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ようやく浜辺で遊べるね 南三陸・歌津で海開き

海開きした海水浴場で楽しむ地元の家族連れ。3年ぶりに砂浜に歓声が戻った=20日午前11時50分ごろ、宮城県南三陸町歌津

 宮城県南三陸町歌津の海水浴場「長須賀つながりビーチ子ども海広場」が20日、海開きした。東日本大震災以降、町内で海水浴ができなくなった地元の子どもたちに再び海に親しんでもらおうと、ボランティアらが閉鎖中の長須賀海水浴場の一部を清掃し、利用できるようにした。
 安全を祈る神事の後、参加者全員でカウントダウン。「3、2、1、ゼロ」の掛け声で、地元の子どもたちやボランティアら約50人が海に走り込んだ。
 砂浜は震災後、家屋や車、コンクリート片など大小さまざまながれきに埋め尽くされた。清掃は3月、不明者の潜水捜索などをしていたボランティア団体「震災復興支縁協会つながり」の呼び掛けで始まり、延べ約3000人が協力した。
 同町歌津の主婦阿部清美さん(31)は息子の和真ちゃん(2)と浜辺で遊んだ。「和真が大人になるまで海に入れないと諦めていた。こんなに早く浜で遊べるなんて夢みたい。ボランティアに感謝です」と喜んでいた。海広場は「つながり」が運営を担当。来月10日まで毎日午前9時〜午後3時に開場する。


2013年07月21日日曜日


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