岩手のニュース

ウニ、ピチピチ 海女の素潜り実演始まる 久慈・小袖海岸

かすりはんてん姿を初めて披露した海女クラブの高校生

 NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地となった岩手県久慈市の小袖海岸で20日、「北限の海女」による素潜り実演が始まり、約800人の観光客でにぎわった。
 例年7月1日に始まるが、ことしはロケの影響で遅れた。土日・祝日の1日1回だった実演は今季3回に増やした。かすりはんてん姿の海女5人が潜り、水深約5メートルにあるムラサキウニなどを採った。海面に顔を出しウニを掲げると、観客から拍手が送られた。ことしは資源確保のため、採ったウニは海に戻し、試食も実施しないという。
 会場では、かすりはんてんや鉢巻きを試着し、記念撮影もできる。八戸市白山台小4年の山本悠乃さん(9)は「水泳を習っているので、海女さんを見て自分も潜りたくなった」と話した。
 この日は、地元高校生による「海女クラブ」が初めてかすりはんてん姿を披露し、観客の声援を受けた。クラブ2年目で、今季初めて素潜りに挑戦する久慈東高2年の瀬野梨々花さんは「ドラマの舞台で潜ることができるのは、楽しみ」と笑顔で話した。
 素潜り実演は9月末まで(平日は団体予約のみ)。見学は1人500円。連絡先は小袖海女センター0194(54)2261。


2013年07月21日日曜日


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