大分のニュース

帰ってきた冬将軍 湯布院で氷点下5.2度

[2013年02月08日 14:45]

(上)厳しい冷え込みとなった8日朝、大分市の高崎山自然動物園では、サルたちが体を寄せ合い暖を取る「サルだんご」が見られた(左下)杵築市の観光名所「酢屋の坂」を寒そうに登校する杵築小の児童たち=8日午前8時ごろ(右下)九酔渓の岩肌にできた氷柱=8日午前6時55分ごろ、九重町田野

 県内は8日朝、強い寒気の流れ込みにより、各地で厳しく冷え込んだ。湯布院では氷点下5.2度(平年氷点下2.2度)。県北部、西部、中部では平野部でも雪が降った。ここ数日は比較的暖かい日が続いていたが、一転して厳しい冬の寒さに逆戻りした。
 大分市の高崎山自然動物園では、別府湾から吹き付ける冷たい北風から身を守るように、サルたちが互いに体を寄せ合う「サルだんご」が見られた。同園スタッフの森岡裕太さん(23)は「今朝は今季最大規模のサルだんごになった。北風も強く、よっぽど寒いんだと思います」。
 杵築市では未明から雪が降り始め、早朝には城下町を白く染めた。寒そうに登校する児童らは、珍しい積雪に楽しげな表情も浮かべていた。杵築小5年の後藤和輝君(11)は「(景色が)きれいです。雪合戦がしたい」と話した。
 大分地方気象台によると、同日朝、各地で平年より2~5度程度、最低気温が低かった。各地の最低気温は▽玖珠 氷点下4.3度(平年氷点下1.8度)▽竹田 氷点下3.2度(同氷点下0.7度)▽大分 氷点下0.8度(同2.2度)―など。

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各地で交通に乱れ
 積雪や路面凍結により、各地で交通障害が発生した。国道10号は赤松峠、立石峠を中心に宇佐―日出間で、午前8時40分ごろ、上下約7キロの渋滞。一般道でも山間部を中心に10箇所でチェーン規制となった。

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