お盆の宿泊可能に 居住制限区域など4市村の一部 8月10日から18日まで
政府の原子力災害現地対策本部は19日、南相馬、川内、葛尾、飯舘の4市村の東京電力福島第一原発事故による居住制限区域と避難指示解除準備区域で、お盆期間の8月10日から18日まで住民の自宅への宿泊を認めると発表した。両区域は宿泊が認められていないが、大型連休と年末年始に続き特例として認める。
対象は4市村の一部の合わせて約2950世帯、約8060人。現地対策本部が各市村の意向を受けて決定した。
宿泊期間は最長で8泊9日。個人線量計を持参し、外部被ばく線量を管理する。
宿泊の申し込みは8月1日から8日まで受け付ける。川内村を除く市村の申し込みは共通コールセンター フリーダイヤル(0120)556786へ。川内村は村役場に申し込むが、受け付け電話番号は後日公表する。
南相馬市小高区と楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江の5町にも両区域に再編された地域があるが、社会基盤整備や除染が進んでおらず実施を見送った。田村市都路町については、政府が長期宿泊を認める方向で調整しているため、対象に含まれてない。
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