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原紙製造へ地鎮祭 南相馬の丸三製紙 27年1月稼働目指す

 段ボール製造大手「レンゴー」のグループ企業である丸三製紙(本社・南相馬市、三田計社長)の新しい抄紙機(段ボール原紙製造設備)建設工事の地鎮祭は19日、同市原町区の同社で行われた。平成26年中の完成、同27年1月の稼働を目指す。設備投資総額は250億円で、「ふくしま産業復興企業立地補助金」の対象事業。
 同社には6号、7号の2台の抄紙機があるが、6号は設置から40年が経過し、東日本大震災の被害を受けた。環境面から段ボール原紙の薄物化に取り組む必要もあり、6号を更新して8号抄紙機を建設することにした。
 8号の工場は3階建てで延べ床面積は約2万4700平方メートル。6号の日産最大生産量は300トンだが、8号は500トンとなる。
 地鎮祭には関係者約60人が出席。神事が行われ、丸三製紙の三田社長とレンゴーの大坪清社長がくわ入れして工事の安全を祈った。石本健県相双地方振興局長、桜井勝延市長も出席した。
 大坪社長は「8号の新設が地域の復興につながることを望む」と述べた。

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くわ入れする三田社長(右)と大坪社長(左)
くわ入れする三田社長(右)と大坪社長(左)

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