三春町、滝桜の種を都に寄贈 8月NY市へ
三春町は19日、国指定天然記念物で日本三大桜の一つ、三春滝桜の種子200粒を東京都に寄贈した。種子は8月に都から米国ニューヨーク市に贈られる。
種子は滝桜に近い町内柴原の中郷小の全校児童75人が採取した。贈呈式は同校で行われた。鈴木義孝町長があいさつし、6年生の柳沼隼也君、佐久間未由吏さんが都建設局の五十嵐政郎公園計画担当部長に種子と滝桜の写真パネルを手渡した。同じ6年生の橋本圭太君が「僕たちの滝桜を世界に広められてうれしい。無事に種が届くことを祈っています」と述べた。
種子の寄贈は、都が取り組んでいる桜を介した本県との交流・支援事業の一環。1912年にニューヨーク市の日本人会が現地に桜を植樹してから昨年で100周年を迎えたことを記念し、ニューヨーク市と姉妹都市になっている都が提案した。猪瀬直樹都知事が4月に現地を訪問した際にブルームバーグ市長に目録を手渡していた。
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