- 物語 3.8 作品のシナリオやストーリーに対する評価です。
- 作画 3.6 作品の絵やイラスト・キャラクターデザインに対する評価です。
- 声優 3.7 出演している声優、または登場キャラクターの「声」に対する評価です。
- 音楽 3.7 OP・EDや挿入歌、バックミュージックなど、音楽全般に対する評価です。
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TVスペシャル第14弾(2002)
原作・第1期で語られた次元・五エ門・不二子・銭形との出会いとはまた違う出会いの昔話。
「錬金術書」を巡ってマフィアと激突。次元・五エ門・不二子・銭形が絡んできて、物語は一気に面白くなる。
いつもとかわらないルパンだが、今回は何故かカッコイイ。
絶体絶命の緊迫感の中、マフィアのボスがルパンのP38の引き金を引いたシーンは、思わず噴出してしまった。
「ルパン三世のテーマ」が流れる中、最後の最後にお宝を盗むシーンはチョット感動した。
アニメ好きでも嫌いでもないヤツの感想。
ルパンシリーズの中で一番好きな話。
あのルパンと次元、五右衛門などみんなが出会った時の
ファーストコンタクトの話。
ルパン三世好きな方は是非見てください。
普通におもしろいです!
エンターテイメントとして十分満足の行く作品。ルパン好きは必見?
ルパン三世の映画の中で一番私が好きな作品でもあり、私のアニメライフに大きな影響を与えた作品でもあります。
勿論他のルパンシリーズも好きです。
しかし、もともと父の影響を受けジャズを中学生時代から聞き入っていた私にとって、こういった雰囲気を持つ作品は私にとって受け入れ易い物がありまして。
特に今作品、ファーストコンタクトはジャズィー(←こんな言葉あるのかな?英語ではjazzy)な雰囲気を醸し出している様な気がしました。
さて、今作品で一番面白いのはタイトル通り設定です。まだいつもの四人組が出会う前の話ということで、各キャラからの視点からも楽しめますし、グループとしても楽しめます。
いつも新しいキャラクターが登場して、そのキャラ達と色々な冒険、事件に巻き込まれるというパターン化した設定を持っているのがルパン三世です。しかし今作品の新しい登場人物は主人公本人達。一番アップで描かれるのは彼らです。
そして、そこが面白い。お馴染みのキャラ達がどう話を展開させていくのか。
注目すべきは戦闘シーンでしょうね。いつもかっこいい、迫力のある戦闘を繰り広げてくれるルパン達ですが、今作品は特にかっこいい!ルパンと次元、次元と五右衛門、五右衛門とルパンなど聞くだけでワクワクするようなシチュを見せてくれる。
さらに、わざと静止画像を投入することで、キャラのクールな姿を鮮明に描き出しています。
こういった内容はルパン好きにはたまらないと思います。
さて次に音楽。これは先程述べましたが、ジャズっぽい良い雰囲気のBGMになっています。
人に好き嫌いあれど、この雰囲気を嫌う人はなかなかいないのではないでしょうか。
作画も満足行くデキで声優はいつもの充実したメンツ。
決して見て損は無いと思います。しかし、これはあくまでもエンターテイメントですねw
時間がある時に、何か面白いもの、刺激的な物を手軽に見たいな〜という人にお勧めです^^
ルパンファミリーの出会い
ルパンファミリーの出会いのエピソードを描いた話。
テレビシリーズ第1のストーリー設定に若干アレンジして作っているのが面白い。
ただ、他のTVスペシャルと比べ、作画やストーリー展開は若干弱いように思う。
音楽は、過去のTVシリーズにアレンジが加えたものを使っていて、大野雄二作のあのテーマ曲の素晴らしさにいつも以上に圧倒された。
個人的には、サンドラ・ホーンでなくソニア・ローザのヴォーカルバージョンのラブ・スコールが最高過ぎる。
初期設定とは違うが・・・
ルパン一味の出会いや銭形警部がルパンを追い始めるきっかけを描いた作品。
原作やTVアニメを知っている人には思いっきり?を感じる内容ですが、これはこれで実に楽しめる内容になっていると思います。
またその?をうまく逆手にとった展開にはルパンらしさを感じ非常によかったです。
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今あいつの口から語られる最高にクールな出会い!
この物語は今までのスペシャルと違ってルパンファミリーの出会いに焦点をあてたもので、
記者の取材というかたちで次元が過去を語り始めます。
ルパンと次元の出会いはかなりクールでしたよ、
お宝を狙うルパンにそれを阻止する次元…
最初は敵同士だったんですねぇ。
暗黒街一のガンマンと称される次元の腕をもってしても仕留めきれません。
単純な強さで言ったら次元でしょうが生き残ることに関してはルパンのほうが上手ですね。
とにかくルパンはどんな状況でも生き残りますw
次元と五右衛門…この二人を相手にして無事でいられる人間などルパンくらいなものでしょう。
今回のお宝はダイヤより硬い金属「クラム・オブ・ヘルメス」とその筒に入った書物です。
この筒は何をどうしても破壊することができず、
開けるためには鍵が必要なんですよ。
その鍵の正体が斬鉄剣!
鍵を狙って五右衛門まで参戦してきて大変なことにw
次元は最初ガルベス一家のボスに雇われていてその関係でルパンと出会います。
ルパンと出会ってからはお宝を守るどうこうじゃなくてルパンを殺すことに執着してましたね。
今までの作品では味方だったのであれですが敵に回すとこうまで恐ろしい男になるとは…
よっぽどルパンに弄ばれたのが屈辱だったのでしょう、ルパン以外眼中にありません。
不器用な男ですから人の下で働けるようなタイプじゃないんですよ。
なので若干組織でも孤立気味でしたな。
孤高の一匹狼という雰囲気が終始あってカッコよかったです。
そんな次元もルパン相手だと毒気を抜かれるというか調子狂ってましたね。
五右衛門は至高の刀、斬鉄剣を求め今回の一件に絡んできます。
まだ女に弱くないころなので安心してみてられますよw
ルパンがせっかく苦労して入手した斬鉄剣を
横からかすめとるようなかたちで持ち去ってしまうのです。
しかも手にした相手が最悪の使い手なのですから奪還することはほぼ不可能。
斬鉄剣を手にしてからの五右衛門の暴れっぷりというのも
この作品の見所の一つだと思います。
あとはルパンVS五右衛門とかね!
あれだけバッサバッサと斬りまくる五右衛門がたった一人の人間を斬れないのだから驚きです。
結局五右衛門はルパンの手の平でうまく転がされてた印象。
不二子だけはいつもと変わらない印象でしたね、
すでにこの時から男に取り入ってお宝を狙っていました。
ただルパンのライバルで不二子の恋人だったブラッドという男が殺されたのですが
最後は不二子自身の手で仇を殺しましたね。
不二子は最終的にブラッドを殺した男とは知らずに
そいつと手を組んでいたのですがルパンの口から真実が語られると
背中ごしにそいつを討ちました、これは今までのルパンからすると
不二子らしくない行動ですよね、そいつと組んでいたほうが美味しいだろうし
利益を放棄してまでも誰かの仇をとるような女ではありませんでした。
ブラッドのこともただ利用していただけなのかな?と思いましたが
利用していた中にも何かしらの感情というか義理みたいなのは持っていたのかもしれませんね。
銭型はICPOに属する前で最初はルパンではなく不二子を追っていたようです、
不二子を追っているうちにルパンの存在を知り、出会い、夢中になっていったんですな。
原作のほうは知りませんがたぶん原作とは違うんでしょうね、
そもそも記者に出合いを語っていたのは次元に変装したルパンというオチなんですよ。
その話を隠れて聞いていたルパンファミリーたちが
口々にルパンの語った話を否定するようなことを言っているんです。
なのでこの話は本当かもしれないし嘘かもしれない…本当だとしても脚色されてるのかもしれない。
ただ一つ言えることは「クラム・オブ・ヘルメス」は存在していたということ。
ルパンが記者に語っていた時間は仕事の手はずが整うまでの暇つぶしみたいでした。
ルパンは次元と出会ったときにある夢を語ってるんですよ。
最高峰の要塞と称される銀行を落とすこと…
エピローグではこの銀行に盗みに入ってるルパンファミリーがいます、
そして見事に「クラム・オブ・ヘルメス」の残骸を盗むことに成功してたんです。
ということは少なくともルパンが次元に語っていた夢である要塞銀行、
そしてファーストコンタクトでルパンが狙っていた
「クラム・オブ・ヘルメス」は実在したということになります。
このエピローグは憎い演出ですよね、
ルパンが次元に語った夢を実現すると同時に出会いの渦中にあったお宝の残骸を盗み出す。
まるでルパンファミリーが原点回帰を表明したかのような終わり方でした。
飄々としたルパンの姿と次元の渋さがいい塩梅でした。
しかし考えてみるとルパン、次元、五右衛門、不二子、銭型…
このメンバーが同じ事件で知り合うというのは無茶苦茶ですよねw
ルパンファミリーが敵同士だったころの話というのもあって、
いつも以上に新鮮な気持ちで視聴できたのは間違いありません。
オチは綺麗にまとまってましたし好印象ですね。
【A82点】