原画の展示や忍者体験で子どもに人気
2012/08/19
夏休みに合わせてこども未来館(豊橋市松葉3丁目)で開催中の、忍者をテーマにしたイベントが人気だ。NHK教育テレビ(現・Eテレ)の人気アニメ「忍たま乱太郎」の原画や物語世界を再現したコーナーなど忍者の世界を楽しめる内容に、連日大勢の家族連れが訪れている。
『アニメ資料や忍者道具を展示』
今年で放送開始から20周年を迎える同番組の原作者・尼子騒兵衛さんから特別に借り受けた品々を21日まで1階企画展示室に展示。漫画の原画やアニメのセル画、台本などファン垂ぜんの貴重な資料が並ぶ。
このほか手裏剣やまきびし、鎖鎌などの実物や複製もあり、裏舞台で暗躍した忍者の実像を伝えている。
『アニメ原作者も登場』
今月11日にはメーン行事として、尼子さんと豊橋市出身でアニメの主題歌を作曲した馬飼野康二さんを招き、トークショーを開催。豊橋以外にも東京や大阪など全国から駆けつけた忍たまファン約500人で会場は溢れ返った。
この日は馬飼野さんの指揮で藤ノ花女子高マーチングバンドが演奏を披露したほか、尼子さんと馬飼野さんのサイン会も行い、ファンにとっては大満足な1日となった。
『手作りコーナーで忍者体験』
2階の研修室ではアニメに出てくる忍術学園の教室を再現。28日まで乱太郎、きり丸、しんべヱらの学園生活を体感することができる。
また部屋と廊下とを仕切るガラスに、尼子さんが来館した際に即興で描いたアニメの登場人物のイラストが残されている。
入り口を入ってすぐのここにこ広場には、同館の子育てプラザの保育士が手作りした、手裏剣投げや忍者ならではの横走りに挑戦できるコーナーもあり、時間帯によっては順番待ちができるほどの盛況ぶり。
同館の豊田達也副館長は「まだまだ暑い日が続くので、涼しいこども未来館に家族で来て、手作りの遊びを楽しんでほしい」と呼びかけている。
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