日中韓賢人会議では、中国側出席者からTPPへの高い関心をうかがわせる発言が相次いだ。6月の米中首脳会談で習近平国家主席がオバマ大統領にTPPへの関心を伝え、情報提供を求めたのと符合する動きだ。
「TPPにせよ、RCEPにせよ、アジア域内のどのFTAも相反するものではない。協調しながら補完しあえる」。基調講演で、中国団長の曽培炎元副首相はこう明言した。
金融・貿易分科会では中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の李向陽院長が「中国はこれまでより積極的にTPPに注目している」と指摘。「個人的な見解だが、おそらくTPPがアジアの自由貿易圏を主導する」とまで言い切った。
高いレベルの自由化を目指すTPPに中国が早期に加入するのは難しいが、出席者から「慎重姿勢だった昨年の会議と様変わりだ」と驚きの声がでるほどの変貌ぶり。もっとも曽氏は講演で「中日韓、TPP、RCEPとも閉鎖的でなく開放的なスタンスを持つべきだ」とも語り「中国外し」の動きにはしっかりクギを刺していた。
オバマ、TPP、習近平、曽培炎、中国、RCEP
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