まいとまみのタメにならないジークス講座♪
改め
お嬢さんのジークス講座♪
改め
渡航心得

第0回、『ネットマナー100の質問』
第1回、『気をつけろ!』
第2回、『冒険者への冷たい視線』
第3回、『明日の為に』
新1回、『お嬢さんのジークス講座』
新2回、『渡航心得』
新3回、『24時間マナーと戦えますか?』
新4回、『ジークスへと続く道』
番外編、『渡航後に出来ること』※ネタバレ含む


:第5回のまい&まみちゃん講座ですが、前回よりまいちゃんは、大怪我で入院致しましたので、今回は、前回からの登場のフィがご案内します〜♪ さて、今日のお客様は、冒険者ギルドマスター、ダルク様です〜。
:はい。
:今回は、冒険者ギルドマスター、ダルクに特別に、ジークスへ向かう冒険者達への心構えをお聞きする事になりました〜。
:アヴァロンから向かうジークスやファージェリアは前人未踏の未開の領域ですからね、心して臨んで頂きたいですね。
:では、冒険者ギルドマスター、ダルク様のアドバイスも交えて、ジークス講座二ページ目の始まりです〜♪


二ページ目 フィ、港に立ち尽くす…
眼前に広がる海!そして、港! そして船! …この先に、ジークスという『呪われた島』があるらしい。
で、船に乗ってジークスへ行くらしいんだけど、あっさりと、乗船を拒否された。
なんでも、アヴァロン(ゲーム開始に始まる場所)から、ジークスで本格的に活動するには、成人の儀式といっぱしの冒険者になることが条件らしい。
以前、ファージェリアやジークスには調査船団が送り込まれたけれど、そのまま未帰還になってしまったそうです。

:アヴァロンの初期の時代に、ジークスやファージェリアとの連絡が取れない為、当時残された唯一の外洋航海用の戦艦を向かわせたのですが、その船はついに戻ることはありませんでした。
それ以来、ジークスとファージェリアとの連絡は途絶えてしまっています。
今は、アヴァロン以外の地がどうなっているのか…調査隊を再度送り込むためにその人選を行っているところですね。

:なんだって…


 さて、こうなると、ジークスで本格的に活動するには、この冒険者ギルドマスター、ダルク様の選抜試験をパスしないとならないって事になっちゃったらしい。

 ダルク様からありがたーいお言葉を聞く。

 どうやら、ジークスへ行っても問題を起こさない人物でないと審査をパス出来ないらしい。
 つまりは、『他参加者ときちんと挨拶が出来て、自分の意志をきちんと伝えられて、状況を説明出来て、助力を得られるような人物、そしてその会話の過程で相手を怒らせるような事がない人物』って事らしい。

 ある意味、普通の社交性のある人なら問題ないって事だけど、まぁ、言っている事にも一理ある、確かに送り出して、未開の荒野で途方に暮れても困るから、仲間と協力して困難を成し遂げる人材(それもかなりの優秀な人材)が必要って事になったらしい。
ジークスやファージェリアに渡る事のできる技量を持つ人達を『オーキィ』(渡り鳥)って言うんだけど、自由に空を飛べる鳥のようにそれだけの技能を持っているような人物になるには、それ相応の経験と技量が必要になるみたいね。
 ともかく、本当の冒険を始めるまでの先はまだまだ長いという事みたい。

ま、そんなこと気にする暇もなく、まずは、殆ど持っていない装備の充実から始める事にした。
お金も殆ど持っていないし、装備も揃っていない、まずは先立つ物と装備を調える事から始めよう。

:さぁ、冒険の準備をはじめよう!


 冒険の準備…つまりは、お金を稼ぐこと!
 何も装備していない状態で、外を歩けば、いろんな危険なものがやってくる。

 たとえば、かわいいウサギとか、かわいくない鶏とか…ごろつきとか山賊とか…

 一歩あるけば、外は危険で一杯なのだ!

 そんな中を、武器も防具も持たず歩くなんて襲ってくださいと言っているようなもの。
 危険を覚悟に外を歩くのも立派な勇気だけど、無茶と無謀は、命がいくつあっても足りないもの。

 勿論、危険な分、入る実入りはいいらしいんだけど、大怪我して重傷になって治療となったら、治療代や宿で傷を回復している時間を考えると収支は合わないんじゃないかな?

 で、ここで先輩冒険者に聞いた耳寄りな情報、(あとで情報屋のレザースさんも似たような事言ってたから、新米冒険者は結構利用するみたいね)、『冒険者ギルドを頼れ!』っていうこと。

 冒険者ギルドは、本来は冒険者に依頼を紹介する場所…という事らしいんだけど、新米冒険者の保護もその役目として持っているらしいのね、まぁ、そんなお金どっから来るんだろと思ったらずっと後に、払う事になるんだけど、それはずっと先の話、そう、冒険者同士の相互扶助で成り立っているのよね、この組織。

昔、そんな組織が無かった時代に苦労したベテラン冒険者が、冒険者を止めたとき新米冒険者達に同じ苦労をしないようにと作られた組織なんだそうだ。

で、折角用意されているなら利用しなきゃ勿体ない(さらにはある程度熟練になると、新米冒険者用の依頼はさせてくれないのだ、ケチだよね〜)ので、冒険者ギルドの『冒険の準備』を利用しよう♪

※システムとしては、上部フレーム内のプレイガイドの横辺りに、『冒険者ギルド』の表示があれば、それをクリックします。

この冒険者ギルド内には、依頼と新米冒険者には『冒険の準備』というのがあるので、この冒険の準備をすると、新米ならではの簡単な作業をさせてくれる。
報酬はたいしたことないけど、野外みたいに魔物が現れないので、安全に冒険の支度が出来る…『冒険の準備』なわけね。

ある程度、強くなったら、依頼をこなすのもいいけど、ある程度強くなるまでは、冒険費用がかかるだけだと思うわよ?

さぁて、これで冒険の装備を調えるわけだけど… ここで気付いたかしら?

一番最初に、ガイドやルールを読んでおいた方がいいって書いたけど、ガイドやルールにも交流は大切、学ぶ姿勢が必要っていろいろ書かれているのは、いろんなヒントがガイドやルールに書かれていて、そして、交流でいろんな人とふれあって会話を交わす事で、学ぶ事ができると言うこと。

実は、冒険者ギルドの『冒険の準備』は私は殆ど使えなかったのよね、他の冒険者と話して、そういう場所があったって聞いたのはずっと後で、すぐに『冒険の準備』は使えなくなっちゃったのよね。

もし、最初からこういうガイドや他の冒険者と会話してそういうヒントを貰っていたら、冒険はもっと変わっていたと思う。
勿論、調べて楽する方法だけを選ぶのが冒険ではないと思うけど、無闇に突き進む無謀だけが冒険者じゃないというお話ね、先輩冒険者といろいろ話しをして、冒険のコツとか、最初はどうしたらいいか聞くっていうのも大切な事だと思うの。

…・で、この辺で気付いたんだけど、ギリック宰相が求めている事も、そういう冒険者としての成長だと思うわけだったり…
ルールやガイドを読んで、そして、他冒険者と交流して学ぶことが『自分の意志をきちんと伝えられて、状況を説明出来て、助力を得られるような人物』ってことかな〜と思ったり。

:はい、未踏破の土地の探索は危険な冒険となります、『ジークスの荒波を周囲と協力して生きていける人物』でないと、ただ死地に送り出すだけになってしまいます。あらゆる困難に打ち勝つだけの技量をこのアヴァロンで磨いて頂きたいと思っています、その手助けを冒険者ギルドではしていきたいですね。

: …って、情報屋レザースさんの渡航マニュアルにも書いてありました(ぼそっ)

:あはははは…。最近の情報屋さんは優秀ですね…。 でも攻略本通りに事が進むとは限りません、そして仲間は攻略本通りには動いてくれないって事は忘れないでくださいね?


:補足、記入不備を避ける重要ポイント。

 はい、渡航許可の審査を受けるに当たって、注意ポイントは、情報屋レザースさんから聞いてもらうとしても、記入不備がどの場所なのか、気がつかないなんてこともあると思います。

 機能は数日単位で増えていくから、ここに書いた場所以外もどんどんチェック場所は増えていくと思うので、ここに書いた場所+新たについた機能場所と思って下さいね。

 要は、『相手が接触した際に、自分の台詞が空白になっていいないこと』 と、考えればわかりますよね?

 他の人が、貴方に話しかけて、返事が… 「(空欄)」 の羅列だったら、やっぱり問題なのはわかるわよね?

 では、相手への反応を示す台詞の登録場所がどこなのか、順を追って説明するわね?










 設定する場所は基本的に(4)の枠内です。 名前と何を書くのか簡単に説明するから覚えておいてね?
※なお、名称は仕様変更で頻繁に変わるので、ある程度はその周囲の機能を確認してね?


 【交流コメント】:相手が手紙やメッセージを書くときの貴方のお礼や状況のコメントです。
 使用例: メッセージ歓迎♪ できるだけ早く返します〜 xxまで旅行中で不在です …と、PLの状況を書くと不在時のフォローになります。

 【キメ(販売用台詞)の変更】:戦闘中の様々な会話や、商売時の返事などの貴方の不在時にキャラクターが相手に話してくれる重要な文章です。貴方のキャラクターのイメージがこれによって伝わっていくと思いますのでよーく考えて設定してください。
 使用例: ※それぞれの説明を確認して入力してください。 なお□で挟むとそのどれかをランダムで相手に話します。  やぁ□なにっ!?□そこかっ! といれると、3つのうちのどれかをランダムで相手に話しかけます。

 【プロフィールの変更】:貴方の状況など、接触時に表示されるメッセージです。 また、キャラクターリストの一覧にもこの文章は表示されるので、どのようなキャラクターなのか記したり、今の状況などを記しておくといいでしょう。ルールに書いてあると思うけど、勝手に貴族の令嬢とか、許可されていない設定をここに書くのは禁止です、性格や口調等や今の状況の説明にとどめておきましょうね? 他の人がどのようなプロフィールを書いているのか参考にするのも良いでしょう(適正でないプロフィールもあるのであまり無茶はしないこと)。 なお、半角文字で mess  と入れると、それ以降の文章は『接触時にしか表示されません』、mess 以降は接触した時のみ表示され(mess前も表示され、その後に続く)、キャラクターリストでは、messの前だけが表示されます。
会った時だけかわしたいメッセージってあるでしょ? そういう時に使うわけです。
 使用例:大柄な体格の戦士 年は20歳台で、大声で話す、豪快な性格であまり小さい事は気にしない。 mess おう、最近、腕がなまってんだよな、一勝負してかねぇか?

 キャラクターのイメージをここで伝える事になりますので、書ける範囲で相手にその姿を想像できるように書くとGOODだと思います。

 【冒険談(日記)】:日々起きた事などを書く日記帳です。ここには自分が思ったことや、感じた冒険者の気持ちを書いたりします。
 日付を入れる場合は、頻繁に更新してください理由は、その日付が放置される事で、更新をあまりしない人というのが一目瞭然なので交流が逆に減ってしまうからです。削除される際にも放置しているのがバレバレになってしまうので削除対象として優先されてしまうので、日付を入れた日記を書く時は、頻繁な更新を心がけましょうね。
 日記は貴方の行動を記す事で、直接はそれを理由で他の人は接触できませんが、貴方の行動の雰囲気を知ることで、交流の目安にする人も沢山います。無理に楽しく書こうと無理しないで、感じたことやこれからどうしたいのかとか書くと、それを見た先輩さんが理由をつけて接触してくれるかもしれません。
 ただ、どの記入でもネタバレは禁止ですので他の参加者の発見や探索の楽しみを奪わない程度にぼかして書くようにしましょうね?

 なお、裏設定は基本的に記入不要です。どうしても心にしまっておきたい設定があれば、書いても構いませんが基本的に余程の理由がないと通りませんので最初は無理に書かない方がいいです。

 上の四つは設定しておかないと『貴方に接触した相手が戸惑う』事になるので、早めにキャラクターにあった記入をしましょうね?


:無口な相手とは周囲もどんどん離れていってしまいます、貴方が相手と交流していくきっかけとなる部分でもありますので、よく考えて入力していきましょう。
:確かにその場所だけ浮いてしまうので、自分の冒険者はどんな性格で、だから、こんな口調になって…と考えながら記入するといいかもしれませんね? それに、修正はいつでも出来ますから、一度入れた後、少しづつ変えていくようにするといいですよ?

      次回へ続く


   GMより

 今回イラストは、gatekeeper様のご協力を頂きました。なお、この物語は参加者の会話や出来事を元にしたフィクションであり、実在する人物、団体とは関係ありません。

 また、NPC(NPCの意味は小辞典参照)の多くは、元は参加者が演じていたPCだった事も沢山あります、このジークス島戦記フォスロード伝説では、歴史の章替わりの際に、PCをNPCとしてGM預かりとして、次の時代の重要な役所として使われる事もありますし、前章のキャラクターの子供としてプレイすることもあります(当然、相手PCとの結婚の結果です)、そのようにキャラクターの血脈のつながりや前章のキャラクター達の意志や出来事が引き継がれ歴史が繋がっていく大河RPG・叙事詩(エピックサーガ)の形態を取っている非常に長い歴史を綴る作品でもあります。

 一例としてPC時代のギリックの人となりや、ギリックプレイヤーのジークス指南もありますので、興味のある方はジークスの言霊 を参照されるのも良いかもしれません。
 一代で、冒険者から王国騎士団団長までのし上がり、落ち延びファージェリアの宰相となった人物の物語を知るのも良いかもしれません。
 また、それはそのプレイヤーの数年間の行動の結果であり、別の参加者が同じ結果を生むことは決してできないでしょう。

 それぞれ、参加者はその参加者の境遇と行動、そして選択によって歴史にどのように足跡を残すのか決まります。
 あなたがどのような冒険の生涯を送るかはあなたとそして周囲の参加者とNPC達のすべての行動の結果によって答えが出るようになっている為、誰もその結末を確実に予期することは出来ないのです。

 数百名の参加者とNPCで作られる叙事詩、そしてその結末は皆さんの行動の結果で生み出されますが、一人の行動によって作られるものでもなく、また、一人一人の行動があるからこそ、作り上げられるものなのです。