福島の瀬上嶋貫本家、佐藤家住宅 国指定文化財に 文化審答申
国の文化審議会(宮田亮平会長)は19日、下村博文文部科学相に対し、福島市の瀬上嶋貫本家住宅関連施設5件、佐藤家住宅主屋関連施設4件を含む全国の173件を登録有形文化財(建造物)に登録するよう答申した。半年後に官報に告示され、登録となる見通し。県内の登録有形文化財(建造物)は50カ所、143件となる。
答申を受けたのは瀬上嶋貫本家住宅の主屋、離れ、文庫蔵、表門、門・土塀。佐藤家住宅の主屋、離れ、文庫蔵、味噌(みそ)蔵。
嶋貫家は奥州街道瀬上宿で金融業などを営んできた。洋風意匠が加味された主屋、施工も優れ豪華な造りの離れなどが気品を備えている。
佐藤家は古くから農業を営んできた旧家で佐藤善一郎知事も輩出した。広い敷地の中央に立つ主屋は量感のあるかやぶき屋根がひときわ目を引いている。
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