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<地域LCC>リンクが来春就航へ 福岡−宮崎など4路線

毎日新聞 7月17日(水)8時12分配信

 新規航空会社のリンク(福岡市)は16日、福岡、北九州両空港を拠点に来春、宮崎と松山両路線に就航すると発表した。国土交通省に12日、事業許可申請した。主要都市と近距離の地方都市を低価格で結ぶ地域航空会社として、事業が軌道に乗れば、中国地方や海外の近距離都市への路線も展開する。

 最新鋭のプロペラ機を採用し、就航時は2機、約1カ月後に3機体制にする。1日当たりの便数は当初、福岡−宮崎5往復▽福岡−松山3往復▽北九州−松山2往復程度−−とし、3機体制で就航する北九州−宮崎線の便数は未定。

 運賃は低価格に抑える一方、乗り心地を重視して座席の前後間隔にはゆとりを持たせ、通常最大74席を68〜70席程度にする。機内での飲み物やサービスは無料で、追加料金が必要な格安航空会社(LCC)各社とは差別化を図るという。運航路線は、高速道や新幹線が未整備な区間のため、ビジネス、観光などでの利用を見込む。

 使用するプロペラ機は、フランスとイタリア合弁の航空機メーカー、ATRの双発機ATR72−600で、3機ともリースで導入する。

 スターフライヤー(北九州市)が、就航準備などの支援で業務提携しており、地方都市を結ぶネットワーク拡大などで連携を深める。

 リンクは昨年4月に東京で設立され、今年1月に福岡市に本社を移転した。就航は当初、今年10月を目指していたが、国際的に引き合いの多いATRの機材繰りや、操縦士の訓練スケジュール調整に時間を要し、遅れたという。【石田宗久】

最終更新:7月17日(水)11時7分

毎日新聞

 

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