先発6番手を目指して2軍でアピールを続ける二神。勝負の4年目も半分が過ぎた【拡大】
昨季は初星まであと一歩に迫った。プロ初マウンドから、4試合に登板し、うち2試合で先発。8月16日のDeNA戦(横浜)では、序盤に3点の援護をもらい初勝利の権利も手に収めていたが…。5回1/35安打2失点で降板。直後に追いつかれ、初星はお預けとなった。「六回まで投げきれなかったのが弱さ。悔しかった。早く仕事という形で貢献できるようにしたいです」。
後半戦の先発6番手のイスを、岩田、秋山らと争わなくてはならない。「割って入らないと、食い込めるようにしないと。自分がやることは変わらないですけど、名前が挙がるように、声がかかるように、結果を残していきたいです」。
日の当たる舞台を目指し、背番号18がもがいている。
★素材素晴らしい
二神を担当した法大の先輩、阪神・葛西スカウトは「(1年目の右ひじの)故障があってだいぶロスはあった。素材的には素晴らしいものを持っているからね」と復活に期待。「大学時代のスピードにはまだ戻っていないけど、先発でもリリーフでもポジションを見つけられるように。故障して迷惑をかけたという思いもあるだろうしね」と活躍を願っていた。
二神 一人(ふたがみ・かずひと)
投手。1987(昭和62)年6月3日、高知県生まれ、26歳。高知高から法大を経て2010年D1位で阪神入団。昨年7月6日の巨人戦(東京D)でプロ初登板。今季の1軍登板はなく、2軍で17試合登板、2勝1敗、防御率4・53。プロ通算4試合登板、0勝1敗、防御率4・38。1メートル85、87キロ。右投げ右打ち。年俸1000万円。背番号「18」
(紙面から)