【若虎よ殻破れ！】二神、試行錯誤で新発見

先発６番手を目指して２軍でアピールを続ける二神。勝負の４年目も半分が過ぎた【拡大】

　背水の４年目を迎えた二神が、新発見で変身を遂げようとしている。きっかけは、今季開幕前にサイドハンドへフォーム改造を行ったことだ。

　「腕を下げただけで打者のタイミングが外れて、発見があったんです」

　シーズン途中からは、スリークオーター気味の投法へ、やや腕を戻したが、その意図については「発見にプラスして、強いボールを、と思ったので。（打者を）差し込めたり、そういう感覚も出てきました」と明かした。

　６日の２軍交流戦・日本ハム戦（鎌ケ谷）では先発し５回１２安打９失点（自責８）と炎上した。「真っすぐもスライダーも良かったんですけど、それを狙われた」と振り返った。続く１４日のウエスタン・中日戦（鳴尾浜）では６回６安打１失点。「中日戦ではフォークでも空振りが取れて、こういう形で行けばと思えました」。

　今季はウエスタン１７試合に登板し、２勝１敗、防御率は４・５３だが、直球の最速は１４４キロに達した。

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