久保、越智が８月中にも１軍復帰

　２軍で調整中の巨人・久保裕也投手（３３）、越智大祐投手（３０）が早ければ８月中にも１軍復帰するプランが１９日、浮上した。両投手とも昨年手術を受けており、今季１軍登板はないが、経験豊富な２人が戻れば、ブルペン陣にとって精神的にも心強い。

　確実に１軍に近づいている。昨年５月に右肘の内側側副じん帯の再建手術を受けた久保は先月下旬に実戦復帰。復帰戦は「とりあえず疲れました」と苦笑いしていたが、ここまで３戦に登板し無失点。実戦感覚も戻ってきている。報告を受けた川口投手総合コーチも「久保はだいぶいいみたいだね」と１１年に２０セーブを挙げた男の後半戦での昇格に期待した。

　一方の越智は昨年６月に「黄色じん帯骨化症」の手術を受けた。結果が伴わない時期もあったが「強く腕が振れるようになってきた」と今月は最速１４８キロも計時。中継ぎの軸として活躍した０８、０９年の頃に戻りつつある。尾花２軍投手総合コーチも「あとはフォークのキレが戻ってくれば後半戦の早い時期に上がれる可能性はある」。救援陣に疲れも出始める夏場に頼もしい２人が戻ってくる。