巨人の黄金ルーキー・菅野智之投手(23)が、本紙の独占インタビューに応じ、前半戦を振り返った。新人ながら開幕から先発ローテーションに定着。ここまでチームトップタイの8勝(2敗)、防御率2・79と文句なしの成績を残している。キャンプ時からの心境の変化、戸惑い、そして上原浩治(レッドソックス)以来の新人20勝への期待…その胸中を聞いた。
――球宴初出場だが
菅野:すごく楽しみです。いろいろな選手と話をしたり聞いたりするのもシーズンで唯一のチャンスだと思うので、自分の投球よりも、そっちの方を楽しみにしたいです。
――それにしても前半戦でチームトップタイの8勝。振り返ってどうか
菅野:自分としてもできすぎとは思いますけど、もっと勝てた試合はあったなという感じがしますね。
――シーズン前は「長く野球をやるために、少ない球数で抑える」という目標だったが、心境の変化は
菅野:いろいろな人から話を聞いたりして、イニング数がチームの貢献度につながるのかなというのがあって。でも130、140球でもいいから完投すればいいとか、そういう考えは持っていないです。「少ない球数で長いイニング」っていうのが目標。100球前後で9回まで投げられたらすごいベストなんじゃないかなと思います。
――2日の阪神戦(甲子園)では3盗塁を許すなど、ここ数試合は相手チームの研究のあとがうかがえる
菅野:それは感じてますね。序盤のようにはいかないなと、どのチームとやっても感じますね。
――投球フォームにクセがあるとも言われたが
菅野:クセというよりは配球的なものですかね。自分のカウントで何を投げてくる確率が多いのかとか。カウント球はどこで取ってくるか、左右打者で違ってくると思うんで。ストライクゾーンを9等分すると、それぞれのストライクゾーンの確率が出てくるわけじゃないですか。全部1割1分1厘ならいいと思うんですよ。
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