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できごと
【大阪から世界を読む】「セクシーマネキン規制」で性犯罪封じ込めを図るレイプ大国インドのピンボケ・時代錯誤
このほかにもインド南部プドゥチェリーの文部大臣は「熱帯にある都市では少女に(全身を覆う)服を着せるべきだ。男が狂わないために」と発言。スカートの着用を禁止を求める議員もいる。インディアン・エクスプレスによると、マハシュトラのBJP議員は、20年もの間、元党員の女性を強姦していたとして告訴された。
それぞれの発言や行動もは「男尊女卑」というインド社会の暗部を反映している。いずれにしろ、相次ぐレイプ事件によってイメージが損なっているのは確かだ。インド商工会議所連合などによると、昨年12月のレイプ事件が起きて以降、海外からの女性旅行者数は35%減少した。
急成長で格差、歪んだ欲望の末路…
インド内務省の2012年犯罪統計によると、12年にインド国内で報告されたレイプ件数は2万4427。都市別では首都ニューデリーが585件で同29%も増えている。しかも性犯罪を犯す若者の割合は増加傾向にあるとされる。
貧富の差が拡大しているインド社会。男尊女卑という歪んだ考えに日頃の鬱憤が相まって、若者たちに卑劣な犯行へと突き進ませているのだ。
昨年12月の事件の加害者6人のうち、1人は拘置所内で自殺し、さらにもう1人は拘置所で他の収容者らから暴行を受け、重体になったとされる。歪んだ欲望による犯行は、加害者にも悲惨な結末しか与えない。
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