＜マツダオールスターゲーム２０１３（19日）＞人生初の球宴に張り切って乗り込んできたソフトバンクの岩崎と千賀だが、周りは球界を代表する一流選手ばかりとあって、初戦の試合前練習では「緊張します」（岩崎）と完全にガチガチ。

　出場が決まった後、千賀は「（オリックスの守護神）平野さんに話を伺ってみたい」といえば、岩崎も「チャンスがあれば（楽天の）田中投手と話したい。何か吸収してチームに持ち帰りたい」と意欲的に話していたものの、いつも２人で行動し、自分から誰かに話しかけるところなどは全く見られなかった。

　球団側はそんな２人に「せっかくこういう舞台に立ててるんだから、もっと積極的にいろんな人の話を聞いたりして、名前と顔を売ってほしい」と厳しくダメ出しした。

　岩崎、千賀とも地元・九州での知名度や人気はかなり高いが、全国的に見ればまだ無名に等しい。前出の関係者は「球宴で活躍すれば一気に全国区になれる可能性がある」と期待するが、今のように緊張しまくっていては大舞台で自己アピールするのは難しい。

　とにかく早く“シャイな面”を解消し、注目度アップと後半戦での飛躍のために球宴で見事な活躍を見せて欲しいーーと、鷹軍サイドは望んでいる。