幸福実現党が自民に連立呼びかけ
2013年07月20日 08時00分
幸福実現党の矢内筆勝党首(51)が18日、都内の日本外国特派員協会で記者会見を行った。
矢内氏は外国人記者を前に「我々の母体は宗教法人『幸福の科学』。参院選で47都道府県すべてに候補者を立てたのは我々と自民党だけ。それだけ日本の未来に責任を負う覚悟で戦っている」とあいさつ。「日本の国防・安全保障」「歴史観」など党としての主張を紹介した。
まず、中国が領海侵犯を繰り返している尖閣諸島について「日本の固有の領土」と強調したうえで「中国は尖閣諸島を武力を使ってでも自分たちのものにしようとしている」と警鐘を鳴らした。また、北朝鮮の核弾頭小型化への動きに懸念を示し「国防は待ったなしの段階。平和のための抑止力を強化しないといけない」と語った。
続いて、中国政府が主張している南京大虐殺は「中国共産党による歴史の捏造であり、プロパガンダ」とし、韓国政府が主張する従軍慰安婦の強制連行については「朝鮮半島の女性を拉致・連行したことは一切なく、事実無根。この場で、特に海外の方に伝えたい」と語るとともに「Fabrication(でっちあげ)」と書かれたボードをかかげた。
参院選での圧勝が確定的と見られる安倍自民の“選挙後”について矢内氏は「政策の異なる公明党と連立を組んでいる限り、安倍さんはしたいことができない。姿勢が問われる」。同時に「安倍さんは保守の思想を持っている。『自公』ではなく、『幸自』を実現したい」との大胆発言を繰り出して、まさかの「幸福・自民連立政権」の実現を呼びかけた。結党以来、初の国政選挙当選者誕生となるか、注目される。
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