日本で今、一番有名なオヤジ「ビッグダディ」こと林下清志さん(48)が、9月にプロレスデビューする。メジャー、あるいはインディ団体への電撃参戦の可能性を本紙は報じたが、注目の初陣は意外にも青森県のマニアックな野外イベントだった。ダディは今、メタボ腹にムチ打って、戦闘ボディーに改造のための極秘トレーニングを敢行しているという。
人気番組「痛快!ビッグダディ」(テレビ朝日系)で6年半もの間、テレビカメラが追い続けた奔放な生きざまとにぎやかな大家族で人気を博したダディ。最愛の妻・美奈子(30)と離婚し、地元・岩手県に戻ったダディの元へは、新日本プロレス、みちのくプロレスなどが触手を伸ばしていた(本紙既報)。マット界から注がれる熱視線の間隙を縫うように、人気者の獲得に成功したのは、あまりに意外な“魔物”だった。
9月14日、青森・平内町夜越山スキー場で開催される野外フェス「AOMORI ROCK FESTIVAL」(通称・夏の魔物)がダディのデビュー戦の場。「夏の魔物」は、音楽ライブ、トークショー、プロレスなどで構成され、コアなファンを熱狂させているイベントだ。芸能関係者が明かす。
「ダディのプロレス好きを聞いた主催側がオファーしたそうです。ダディは青森の隣の岩手出身で、東北愛がハンパない。地元を盛り上げるため、かつその手段がプロレスならばと快諾したようです。試合形式は流動的だけど、DDT所属の選手と1本勝負が予定されている。ダディが大好きな故橋本真也さんの得意技DDTや袈裟斬りチョップを繰り出し、ダディが高校時代の柔道部で磨いた腕ひしぎ逆十字固めを炸裂させてくれるはず」
当のダディは、本紙に「小学生のころからプロレス好きだから、かれこれ30~40年のファン歴になるか。アマチュアの試合なら出たことはあるけど、プロはない。『夏の魔物』でデビュー? 俺からは何も言えない」とあえて明言を避けた。
懸念は、中年オヤジなら当然の体力面だ。身長157センチ、体重73キロで超ミクロ。屈強な大男が相手となれば、踏み潰されるか、片手でひょいと場外へ投げられそう…。
このため、ダディは戦闘ボディーを身につけようと、すでに極秘トレを開始。悲壮なまでの決意をこう口にしているという。
「今でも腕立て伏せなら100回できるけど、正直、階段を上がるだけで息が切れるくらい体力がない。腹もボテッとしてるしな(笑い)。でも、リングに上がるなら、キレのある動きを披露しないと、お客さんに失礼。運動は3時間くらいウオーキングしている程度だけど、『夏の魔物』に向けて体重を5キロ落としたし。代謝を上げて、あと3キロさらに絞る。その後、筋トレを増やして筋肉で4キロ増やそうかと」
つまり、出場準備は着々と進めているということ。美奈子が来場するかは不明だが、ダディが心酔する“破壊王”ばりにマットが血潮に染まる壮絶ファイトを見せつければまたホレられ復縁…なんてこともあり得るかも。今月25日には著書「ビッグダディ痛快レシピ29」の発売記念イベントも都内で行われる予定。久々に公の場に現れるダディに注目だ。
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