速水勉氏が死去 環境配慮型の森林経営導入環境に配慮した森林経営の先駆者として知られる前速水林業代表の速水勉(はやみ・つとむ)氏が19日、心不全のため死去した。93歳。三重県出身。葬儀・告別式は21日午後0時半から紀北町海山区引本浦190の1、吉祥院で。喪主は長男亨(とおる)氏。 速水林業は18世紀末に創業し、尾鷲ヒノキなどを中心に生産。速水氏が環境配慮型の森林経営を導入した。生態系を保全するため間伐を通じて植生の多様性確保に努めたほか、林業の機械化や雇用条件の改善、欧州の手法を取り入れた林道網整備などに取り組み、持続可能な林業経営の実現に貢献した。 【共同通信】
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