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藻をバイオ燃料に 国際連携へ
7月19日 10時44分

藻を原料にしたバイオ燃料の研究を進めている筑波大学や企業などで作る団体が、藻の産業利用を推進する世界最大のアメリカの団体と連携することになりました。
藻の産業利用に向けた国際的な連携は初めてだということです。

筑波大学や国内70以上の企業などで作る「藻類産業創成コンソーシアム」は、藻を原料にしたバイオ燃料を研究する国内最大の団体として知られ、基礎研究では世界をリードしていると言われています。
研究の実用化が課題となるなか、この団体は藻の産業利用を推進する世界最大のアメリカの団体「藻類バイオマス機構」と連携することになりました。
2つの団体は、ことし9月に日米の研究者や企業などが意見を交わす初めての国際会議を東京で開く予定で、今後、基礎研究の成果や実用化のノウハウなどを共有していくことにしています。
バイオ燃料を巡っては、サトウキビや大豆を原料にする場合、食糧価格の高騰を招くおそれがあることなどから、食用でない藻を活用する研究が世界各地で進められているということです。
筑波大学などで作る団体によりますと、藻の産業利用に向けた国際的な連携は初めてだということで、井上勲理事長は「今回の連携によって国内の研究成果の実用化につなげていきたい」と話しています。

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