経済東電の火力発電所に中部電が応札 新日鉄住金・Jパワーも2013.5.24 17:43

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東電の火力発電所に中部電が応札 新日鉄住金・Jパワーも

2013.5.24 17:43

 東京電力は24日、2月から実施していた火力発電所の新増設の入札を締め切った。石炭火力発電所の新設を検討している中部電力は東電と組んで入札に参加。新日鉄住金と電源開発(Jパワー)も石炭火力の共同建設で応札した。

 東電は今回、計260万キロワット分の電力を東電に供給する事業者を募った。福島第1原発事故の賠償などで経営状況が厳しい中、外部資金を活用して発電コストを抑える狙いがある。

 有識者の委員会による検証を経て7月下旬に落札事業者を決定。事業者が発電所を建設し、早ければ2019年から供給を始める。

 中部電と東電は、東電の常陸那珂火力発電所(茨城県東海村)に出力約60万キロワットの発電設備を新設することを想定。発電分の一部を東電に供給する見込みだ。実現すれば大手電力が地域を越えて供給する異例の形となり、大手の「地域独占体制」が崩れるきっかけになる可能性がある。

 Jパワーと新日鉄住金は、同社の鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)に出力約60万キロワットの発電設備をつくる方針。

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