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【スポーツ】修徳 9年ぶり帝京倒した! 遊佐が気迫リリーフ&V打2013年7月20日 紙面から
◇高校野球地方大会 修徳4−2帝京各地で地方大会が行われ、東東京では、修徳が春の東京王者の帝京に逆転勝ちし、準々決勝進出を決めた。リリーフ登板したエース格の遊佐和輝投手(3年)が7イニングを1失点に抑えて、8回には決勝タイムリー。このところ4連敗している帝京に雪辱した。北北海道では、帯広大谷が4−3で旭川南に逆転勝ちし、全国のトップを切って代表を決めた。帯広大谷は春夏を通じて初の甲子園出場。青森では、昨夏まで3季連続甲子園準優勝だった八戸学院光星が準々決勝で敗退した。20日は宮崎で決勝が行われる。 ついに鬼門を打ち破った。修徳の“隠れエース”遊佐が、帝京の石川を投ゴロに仕留めると、ナインの喜びが爆発した。昨年はサヨナラ負け、一昨年は無安打。帝京には煮え湯を飲まされてきたが、夏の連敗も4でストップした。 春の大会後、練習試合で結果が出ず練習意欲も上がらなかった遊佐は、ベンチ入りメンバーを外され、野球部寮からも出された。自宅から通う悔しさをバネに「夏はもう無理かとも思ったが、気持ちを入れ替えて走った。これが実り、ベンチに復帰。背番号は12と重いが、阿保(あぼ)暢彦監督(40)の評価はエース級。救援登板を重ねて満を持しての帝京戦は左腕・飯野のリリーフ。「帝京には遊佐のスライダーがはまる。飯野の後だとより効果的だと思った」と、読み通りの活躍だった。 決勝点も、遊佐がたたき出した。修徳の投手陣は打撃練習はしない。遊佐もバットを持つのはほとんど試合だけだが、8回1死二塁で、スライダーを中前二塁打。「監督に思い切り打ってこいといわれた。変化球が来ると思った」。投げては3回無死一塁でリリーフ登板し7イニングを1失点、打っては決勝打で宿敵に立ちはだかった。 「帝京を倒さないといけないと練習をしてきた。きょうは私の方が緊張していて、選手はリラックスしていた。成長でしょう」と阿保監督。野球部60周年。ローマ字だったユニホームの校名を漢字で「修徳」に戻した今夏。2004年以来の帝京戦白星で大きな壁を打ち破っての8強進出。それ以来9年ぶりとなる夏の甲子園キップを大きく引き寄せた。 (小原栄二) PR情報
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