京王線 新宿駅で発着できない状態続く

7月19日 22時50分

京王電鉄は、新宿駅構内で起きたポイント故障の影響で、午後９時すぎから新宿駅への電車の発着ができなくなり、１時間半がたった現在も新宿駅とつつじヶ丘駅の間で運転ができない状態が続いています。

京王電鉄によりますと、１９日午後９時１０分すぎ、新宿駅の構内で、線路の進行方向を切り替えるポイントが故障し、電車が新宿駅に出入りすることができなくなりました。
このため井の頭線を除く、京王線や相模原線、高尾線など京王電鉄のすべての路線で運転ができなくなり、午後１０時５分に、つつじヶ丘駅より西側の区間では運転を再開しましたが、新宿駅とつつじヶ丘駅の間では、１時間半がたった現在も運転ができない状態が続いています。
このトラブルで新宿駅では運行状況を駅員に問い合わせたり切符の払い戻しをしたりする人で混雑しています。
京王電鉄によりますと、運転再開のめどは立っていないということで、ＪＲ中央線や小田急電鉄などへの振り替え輸送を行うとともにポイントの補修作業を急いでいます。
京王電鉄の新宿駅の改札近くでは運行状況を問い合わせようと乗客が長い列をつくり、駅員が拡声器などを使って状況の説明に追われていました。
３５歳の会社員の男性は「仕事帰りですが、電車が止まってしまいとても困っています。いつ復旧するのか状況が分からず、この混雑で問い合わせもしづらい状況で大変です」と話していました。
また、２１歳の女性は「友達との飲み会の帰りですがまさかこんな状況になっているとは思いませんでした。帰るのを諦めて泊めてくれる友達を電話で探しています」と話していました。