商店街火災9店舗全焼 北九州市八幡東区 [福岡県]
17日午後1時すぎ、北九州市八幡東区中央2丁目の「八幡中央区商店街」から出火、木造2階建ての建物4棟に入居する計9店舗、約600平方メートルを全焼した。けが人はなかった。周辺には煙が立ちこめ、買い物客が避難するなど一時騒然となった。
八幡東署や市消防局によると、アーケードの中にある木造2階建ての建物から出火し、隣接する3棟に延焼したとみられる。入居する美容院やかばん店、スナックなど6店舗と空き店舗3店を焼いた。当時、店員や買い物客ら数人がいたが、全員避難して無事だった。同商店街では2006年2月にも14店舗を全焼する火事があった。
現場はJRスペースワールド駅の南東約800メートルで、かつて八幡製鉄所の作業員らでにぎわった歴史ある商店街。周囲にはマンションや住宅が立ち並ぶ。近くに老人ホームもあり、入居する高齢者らが避難した。
近くの飲食店経営、和田和之さん(38)は「火事に気付いて外に出たら、真っ赤な炎が激しく燃え上がっていた」と不安そうに話した。八幡東署と市消防局は18日、現場を実況見分する。
=2013/07/18付 西日本新聞朝刊=