山中教授「大変喜んでいる」 厚労相のiPS臨床了承に
産経新聞 7月19日(金)16時30分配信
田村憲久厚生労働相が、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って目の網膜を再生する世界初の臨床研究を正式に了承したことを受け、京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長は19日、「日本で開発されたiPS細胞を用いた臨床研究の実施が、厚生労働省での慎重な審査を経て、世界の先陣をきって日本で開始される決定がなされたことを大変喜んでおります」とのコメントを発表した。
【図解】 iPS細胞を使った臨床研究の流れ
山中氏は「いよいよ、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代先生のチームが、iPS細胞を用いた加齢黄斑変性の治療について、安全性の確認を主目的として臨床研究を開始されますが、私たちも研究の推移を見守り、今後も協力していきたいと思います」としている。
最終更新:7月19日(金)17時43分