モスクワG20、弾力的な為替相場にコミット=声明最終草案
[モスクワ 19日 ロイター] - モスクワで2日間の日程で開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、終了後に公表する声明で弾力的な為替レートへの確約を表明するとともに、金融緩和政策に起因する世界経済の下支えがあるとの認識を示す見通し。
ロイターが19日入手した声明の最終草案で明らかになった。
草案では「基調的ファンダメンタルズの反映と為替レートの根強い不整合の回避に向け、一段と市場が決定する為替レートおよび弾力的な為替レートへのより速やかな移行への確約を再表明する」と指摘。
さらに「競争的な通貨切り下げを控えるとともに、競争目的のために為替レートを目標としない」としている。
緩和的な金融政策による世界経済の下支え効果を認識する一方、「長期にわたる金融緩和のリスクや意図せぬネガティブな副作用に引き続き留意する」と表明し、「将来の金融政策環境の変化は引き続き慎重に調整され、明確に説明される」としている。
最終草案は夕食会の席で検討される見通し。
*内容を追加して再送します。
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