やすものがいのぜにうしない

めくるめく衝動買いの軌跡。本も映画もミュージカルも。おとなもこどももおねーさんも。


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ようやっと、複利についてです。なかなか理解するのが難しくて…というかそもそも、証拠金の計算とか自分でしたことなくて、そこからになったよ。

複利というと、たとえば利子がついたらその利子も元本に含まれ、その増えた元本に対してまた利子がつくので、雪だるま式に増えていくというもの、ですね。

通常だとスワップポイントがそれにあたるんですが、スワップに対してスワップがつく、というのはどうもイメージしづらいですね。ポジションの数が増えなければスワップも増えないから。

んで、くるくるワイドでいう複利とは、確定益がある程度出たら、それを使ってロングを増やすことで、スワップも増え、ショートポジションも増やせる、それによってくるくるワイドの規模や利益を大きくしていくこと、と理解しました。


ただこれは…nanoの場合、少し不利。

両建てでも証拠金がかかるので、ポジションを増やすときは常に新規ポジション用の証拠金も用意しないといけません。確定益を貯めるのに時間がかかるので、複利で殖やすスピードは俄然遅くなります。
複利できる金額が貯まってないのに、相場がどんどん上昇したりどんどん下落したりすると、動けなくなっちゃいます。
でも、少額で同じ形を作って運用していけるのは有利です。

うむ、どちらをとるかですなぁ…

ま、私には選択肢はないんだけどw



さて、今回は画像はなしで、証拠金の計算と、複利をどのくらい建てるかの戦略を練ってみます。

例によって豪ドル円で80円を基準にした説明です。
最近下がったりして72円の目安が案外近いなぁ…と不安になりましたが…

複利の単位ですが、たしか魚屋さんの説明では5万通貨ロングのくるくるワイドに対して、1,000通貨ごとの複利だった気がするので…

これまでの1万通貨ロングの例で言うなら、200通貨ずつ複利ポジを建てることになります。

それぞれの運用しているポジション数で置き換えて読んでください。


1. 証拠金の計算

nanoの取引画面を開くと、本日の証拠金が出てくるので計算するのに便利です。
でも事前に計画しておくのにある程度目標額がわかっておいた方がいいので、計算方法を。

基本はこれです。

レート ÷ レバレッジ × 通貨数

具体的に数字を当てはめてみます。
豪ドル円のレートが80円の時、レバレッジ5倍で200通貨のロング(複利)ポジを追加したい場合。

80(円) ÷ 5(レバレッジ倍) × 200(通貨) = 3,200円(証拠金)

となります。

本来なら1豪ドルにつき80円必要ですが、レバレッジ5倍ということは、1/5の金額で良いことになるので、80÷5となっています。1通貨16円を200通貨取引するので3,200円です。
よし、ここまでは簡単。

ちなみに

俺は攻めるぜ!レバレッジ25倍 = 640円

もっと安全に!レバレッジ3倍 = 5,333.3333…円 キリ悪っ

最高安全設計!レバレッジ1倍 = 16,000円 効率悪っ



ということで、200通貨を建てるためにこれだけ必要です。
(もちろん、現在レートが70円とかならもっと少なくてOKなんで、計算してみてください)
なんかレバ1倍でもわりと無理じゃない気がしてきました。

しかし!ただ建玉を増やすだけでは危険です。
増えれば増えるほど、下落したときの損失は膨らみまくります。おっそろしいほどに。

そこで、次は何度も出てきている仮想ポジションの考え方を使いましょー。


続きます。


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下落時にくるくるワイドを立て直す

この中の

5. 下落局面ではショートトラップでどんどん利確し、口座残高を増やす。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド13


この画像が間違っていました。
上の方にあるテキストで、「ここから上は含み損益0」といっていますが、この時点ではロングはスタート時の位置にあるためヘッジになっていません。
誤解を招く、というよりも完全に間違ってる表現でした。

訂正後の画像がこちら

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド16



そしてちょっとごちゃごちゃして見づらいなと思ったので、補足としてこちらの画像。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド17


ショートに焦点を定めて、ロングの含み益アイコンは消しました。

要するに、上から下までトラップを広げておいて、下落途中にはスタート時のスワップポジ(ロング)をまたいで、下に向かってトラップにひっかかりながらずれていくということです。
ショートを増やして持つという意味ではありません。

もちろん律儀にこの1円刻み1円利確じゃなくてもいいんだけど。

もし途中の78円あたりまでショートをひっかけて、また上昇したら…そのまま上にトラップを張り続けると、上昇していくうちにロングよりショートの方が多くなっちゃうよー!どうすんの!

ある程度上昇してロングの含み益が出たら、またはもともと張ってあるショートトラップでも確定益が出たら、ロングを取り直した応用で今度は下の方のショートを損切りして上にずらしていくこともできるはず。
今回はもともと上にトラップが張ってあってショート過多なので、損切りのみですね。
損切りという言葉の響きがイヤですが、確定益と相殺してチャラにするだけ。


でもこれって、結局かなり裁量に左右されそうな…すらすらっと計算してささっとポジションの調整ができないと、あんまりシステムトレードぽくないですねw
がんばろー


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画像が多いためにかなり長くなりました。

ほんとはくるくるワイドの真価、複利についてまとめるのが先だと思うんですけど、順番よりも自分が思いついたことをすぐ消化した方が覚えが早いかと思って、先にこっちのやり方を。


最初の記事でくるくるワイドの基本形を勉強しました。
今回は、1回の注文上限が2,000通貨のnanoに合わせて、5ポジション→10,000通貨で考えています。
自分の運用している通貨量に近いほうがわかりやすいので。


1. まず、くるくるワイドの基本形。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド4



2. スワップポジをとったレートに戻る。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド10

ショートはすべて利確されていきます。このパターンなら含み損は出ません。


3. スタート時と同じ状況。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド11

一度上がってから下がってきた場合にはショートの確定益で口座残高が増えています。
しかし、スタート時に読みを間違えて、レートがそのまま下がってしまった場合は…


4. ショートポジションを持たないうちに、下落。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド12

含み損が増えてしまいました。
このとき、損切りするかしないか?ショートを建てて両建てにするか?について、前の記事を参照。

下落時に複利をせずに立て直すには、こんな流れ。


5. 下落局面ではショートトラップでどんどん利確し、口座残高を増やす。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド16

ショートトラップを下にずらしていくイメージで下に広げておきます。
両建てになっているように見えますが、実際はショートは利確してしまうので、ロングの含み損だけが増えていきます。ロングだけで見れば単純な下落局面と同じ。
だけど、口座残高は増えていくので下落時に放置するのとはちょっと違うかな。


6. スワップポジをいったん損切り。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド14

通常は損切りせずに、ここまでのショートの確定益を使って複利ポジを建てるんですが…
ここで、前回の記事の損切りについての考え方が活きてきます。

これまで稼いだ確定益の50,000円とロングの含み損50,000円を相殺して決済。


7. ロングを取り直す。

スワップポジをあらためて取り直します。
すると、ずらしたショートトラップと取り直したスワップポジで、くるくるワイドの基本形ができあがります。

このとき、スタート時と口座残高は変わっていません。
でも、最初よりも有利なレートでロングポジションを持つことができます。
このあと下落しても同じことを繰り返せば、資金を減らさずに底ロングが叶います。
いつか来る上昇時には有利なレートでくるくるワイドの理想形に戻れるわけです。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド15


ここで問題なのは、先日のスイス円のような勢い良すぎる下落ではショートの利確が間に合わないということ、全然リピートしないうちにショートの注文がなくなってしまうことです。そしてロングの含み損が膨大になる。

でも、ロングを建てる時には、仮想ポジションや低レバレッジなどで、目安のたとえば55円、72円などまで耐えられるように計算してあるはず。

そこまでいったら諦めるしかない、と自分で決めてとったポジションだから問題なし!

…の、はず(私はそこまで耐える自信がないw)


大事なのは考え方の部分。

「80.00でとったロングは、計算してあるから別に含み損が増えてもいいに決まってるじゃん。」
「下落して50,000円分のショート利益が出たならその時点で複利すればいいじゃん。」
「そうすりゃどーせ平均レートも下がるんだし。」

というくるくるワイドの攻撃型タイプは、もちろんそれでいいと思います。むしろそれが理想。
その方が俄然利益も出るし、リスクは変わらないわけだし。

でも小心者で、含み損にビビって冷静にトレードできなくなりそう(私みたいに)、という方には、保険として別の方法もあるよっていうことがわかってるだけでも、かなり楽になると思う。
同じ10,000通貨でも、80.00と、75.00では、やっぱり気持ちのうえで余裕ができるんで。

どっちがより良い、というより、どっちもやればより良い、じゃない?

下落時に、「複利を建てる分の確定益」プラス、「ロングの含み損を相殺できる確定益」を貯めることができたなら、両方できちゃうじゃん。
ベースの10,000通貨を安いレートで取り直して、さらに複利で1,000通貨追加すればいい。

これをやったら、どんどん最強ポジに近づける気がするんだよなー。

いかがでしょう?


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今回は、くるくるワイド手法そのものより、取引についてになっちゃいますが…

レートが逆方向に行った時、両建てしても損切りしても損する額は同じだ、だったら損切りしてそこから立て直していく方が早いよというあれです。
私としては口座の状況やトレード方法によって変わるのでは?と思ってるんです。

スプレッド分が損とかそういうのは、最終的に利益が出てりゃどーでもいいじゃん、もったいないかもしれないけど、損はしてないじゃん?というのと、小資金の場合は損切りばっかり続いて資金が減ると立て直しも何も身動きとれない、って心配もあって。

だったらひとまずその時点で両建てにしておいて、利益が出たところでうまく両建てを外していこうと考えちゃいますよね。でもそれには時機を待つ時間が必要だったり、いつになったらその時機が来るのか、わからないって問題も。

まぁそこで、くるくるワイドに移行するうえで、または運用していくうえで、損切りとどう付き合うかっていうのを考えていました。よほどのことがない限り、そうそう損切りしなくても平気っていうのがくるくるワイドのメリットかもしれませんが、あえて損切りするメリットを利用したいと。

まずこちらの図です。
自分が把握しやすいようにこれまでの図と同じデザインにしておきました。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド7


図にするほどのことでもない当たり前のことですが、これはロングポジションをとったあと、レートが下がったときにそのまま上がるのを待つタイプです。下の方でショートの利確を繰り返して複利でロングポジションを増やす、これを続けていけばロングの平均レートも下がると。その間スワップも貯まります。

ですが、ショートの利確をさくさくできるほど注文をたくさん出せない、そんなに証拠金のない小資金nanoユーザにとっては、このままでは埒があかないなぁというのが本音。
そのままずーっと下落していったらどーするの?含み損が増えてドキドキしちゃう。

もちろんロングを取る時点で、仮想ポジションとかレバレッジとかは考えますよ。でも計算上はロスカットしないとわかっていても、ドキドキしちゃうでしょ。

そこでこうしてみる。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド8


下がったところで取り直す。
82.00という同じレートの時点で、純資産は変わっていません。
これも当たり前の事ですが、

パターンA:10,000円損しそうになったが、もとに戻ったので、±0

パターンB:いったん10,000円損して、そのあと10,000円儲けたので、±0


しかし異なるのは、現在保持しているポジションが、パターンBの方が断然有利!

もしこの時点で苦し紛れにショートで両建てすると、82.00に戻ったとき、結局は不利なショートの含み損も抱えてしまって、その後、上昇・下落どっちにいっても損することが決まってしまいます。
しかも豪ドルならかなりのマイナススワップが貯まっていく…ということに。

さて、両建てせずにロングを損切りして取り直したあと下落すると、含み損がまた増えます。
じゃあやっぱりショートを建ててそっちの確定益を頂いてから上昇を待てば…と思いますか。
私はそう思っていたタイプです。

でも、先に書いたような理由で、両建てしていてもロングの含み損は結局増えます。
ショートの確定益が欲しくて決済したら、ロングの含み損は2倍になっちゃってるよ。
反対にもし上昇したらショートの含み損が…の八方塞がり。
こうやって、上昇した場合のリスクを考えても両建てしますか?ということ。

ここまでが、「両建てして耐えるよりも損切りして取り直し」の方がいい、という理屈です。

ただ、ロングを取り直す際に確定損が発生するため口座や精神的には痛いです。でも…

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド9


仮想ポジションと同じ考え方で、もともと確定益があれば相殺されるから同じことじゃん!
ポジションの総数を増やすわけじゃないから、複利と違って証拠金なんて稼がなくても大丈夫。

たしかに、これまでのショートの確定益、時間や手間がムダになっちゃう気がします。
でも、「ここからがくるくるワイド運用のスタート」、と考えれば、前よりも有利な条件でスタートできています。
レンジ相場なら、一度下がって今の状況ですから、上がる可能性も高いです。

そしたら…

「すべてのロングポジションより高い位置ですべてのショートを建てる」という、くるくるワイドの理想形をより作りやすい状況になるんです。

まあ、すでにくるくるワイドにしてるなら、下落局面では、同じショートの確定益を使うのであれば、複利でスワップポジを増やす方がどんどん儲けられると思いますが…


これは実行するかどうかは別として、こういう考え方、対応方法もある、ってことで。


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魚屋さんの「仮想ポジション」について書かれた記事を見て、これはすごそう、と思ったものの、テキストだけ読んでいてもまったく頭に入ってこない…もともと数字を見るのが苦手で、歴史の年号が覚えられないほどなので無理もない。
FXは、まあ、お金がふえるからがんばってますw

というわけでまた自分用図解。

誰でもどん底でロングポジションをゲットできるわけではないですよね。
そこを、最安値でゲットしたのと同じような状況を生み出すのが仮想ポジションの考え方です。(よね?)

魚屋さんの説明に沿って、豪ドル円の場合で図にしました。

たとえば、55円を目安としたいけどそれまで待ってられない、実際55円になるほど下落したらそのまま勢い良く含み損がかさみそうだし、どうにかならんのか!というとき。

もう面倒だから図を見てください。

やすものがいのぜにうしない-くるくるワイド6


70円で1,000通貨ロングしたら、55円まで下落すると15,000円の含み損を抱えます。
ところが、ロングする前に15,000円の確定益(口座残高)があったら、どうでしょう。

種+15,000円から開始 → 15,000円の含み損 ならば、±0になりますね。

55円で1,000通貨ロングしたのと同じようなリスク管理にできる、という考え方です。

ショートトラップやらなんやらでプラスになった分でロングを追加するわけです。
まず10万円からFXを始めたとして。
今が70円ならば115,000円あればオッケー。
もっと上がっちゃって80円なら25,000円稼いでれば、今ロングいきなよ。ということですね。
下がるのを待っていると、今度はショートで稼ぐチャンスが少なくなりがちなんですよね。

確定益があれば、今現在のレートを基準に、いつでも開始できるということです。
細かく考えれば入るタイミングはもっと慎重にいった方がいいかもしれませんけども、いつ来るかわからない、来るかわからないチャンスを待っているより、早く殖やせますからね。

レートが上がっていってるときも、ショートトラップで確定益が必要な分だけたまったのなら、さっとロングしてポジションを増やしてしまえばいいんです。「今は高いからなぁ」とか思う必要ないんです。前はもっと高かったんです。


この考え方をもっと早く知ってたら、もっと早くくるくるワイドやって、資産管理きちんとしたのになぁと思います。


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