産経記事について
産経新聞に末尾添付の記事が出ました。関西版に数日前に掲載されたのを、今朝(15日)web版にアップした模様です。ちなみにこれ、1月か2月に取材受けた話で、もう忘れかけてました(w。
最近は、拙ブログで独自のマスコミ批判論を掲載している関係もあり(適当にこんなのとか、これとか)、取材申し込みをしてくる記者は、小生の主張に対して「それなりの理解をしているような雰囲気」があります。小生の主張に理解を示す姿勢は、取材対象に対するリップサービスという側面も全くないわけではないでしょう。ただその本心を小生なりに推測するならば、「全体像として余りに過激な主張に総同意はしかねるが、一定限度共感できる内容がある」というところでしょうか。
本日の産経webで飛んでこられた方用に、主張の要約をしますと
◆過激な主張
現代は文明800年周期の転換時期にあり、近代合理主義・個人主義思想による社会制度は崩壊する。これは12800年という長周期の陰陽転換である可能性もあり、キリスト教含めた一神教支配が終わる可能性が高い
◆共感しうるその表面的な現象
右にも左にも動けない、決められない現代の民主主義は、個々が自らの権利主張ばかりを強めた結果の混乱状態にある。これは近代合理主義により個人のエゴ・欲望が増大した結果である。「お金は使いたいが借金は返したくない」「お金は自分のモノ、借金は他人のモノ」というわがままな思考が、国家財政赤字を返済不能なまでに巨額なモノにした。現代資本主義は、現物の金(gold)の裏付けがない紙切れの紙幣を増刷するだけの量的緩和という延命作業を続けているだけに過ぎない。
その民主主義・資本主義という現代物質社会制度の土台が崩壊しかかっているからこそ、対極にある精神世界に惹かれる若者が増える。カルト問題だけを、社会の病巣がごとく取り上げるのは本末転倒。社会そのものが維持不可能なほど腐朽しており、その顕れの1つとしてカルトと言われる宗教・そこに走る若者がいるに過ぎない。
ってことで、記事の中で以下の箇所だけですね。小生の主張を表しているのは。
「今の社会は先が見通せない。物質的な豊かさとは正反対の精神世界に、価値観や意味を見いだす若者が増えているのではないか」
とはいえ通常であれば誰もまともに相手しないであろう米国指定無差別大量殺人テロ団体、その代表までやった小生の主張を、一部とは言え取り上げて下さった記者・産経新聞さんに感謝申しあげます。
(つづく)
------------以下記事本文----------------
「アレフ」を操った麻原家の「裏支配」…精神世界に寄りかかる若者に伝えられる“殺人肯定教義”
2013.7.15 07:00 (1/3ページ)
「麻原の車に同乗するのは名誉なことだった。当時の私は、うらやましいとさえ感じていた」。オウム真理教の後継団体「アレフ」元代表、野田成人(46)はそう振り返った。
羨望のリムジン
平成7年3月18日未明、オウム真理教の教祖、麻原彰晃(58)=本名・松本智津夫=は東京都内から山梨県内の教団施設に戻るリムジンに教団幹部らを乗せ、地下鉄の電車内にサリンを散布する無差別大量殺人を指示した。麻原に死刑を言い渡した16年の東京地裁判決が認定した「リムジン謀議」だ。
この直前、野田は麻原から幹部昇格を告げられ、飲食店で祝う会が行われていた。帰路、麻原のリムジンに乗り込む高弟たちを見かけたときに抱いた感情が、羨望(せんぼう)だったというのだ。
同月20日の地下鉄サリン事件後、野田は逮捕されなかった。教団の武装化に関与したものの、核兵器や電磁兵器の製造といった「仕事」が失敗しており、法に触れなかったためだ。
野田は言う。「いま考えると恐ろしいことだが、救済のための戦争に憧れていた。人を殺すんだという現実感が、全然なかった」
糸の切れた凧
麻原と中心幹部が軒並み逮捕された結果、教団を運営できるのは残された幹部数人だけとなった。破壊活動防止法の適用を免れると、教団は信者が集団で住む自治体や地元住民とのトラブルで強硬姿勢をとり、それを指揮したのがほかならぬ野田だった。
「サリン事件後も、麻原と教団の絶対的な正当性を疑っていなかった」
教団内で最も「麻原原理主義者」だったという野田が、考え方を180度変えたのは、麻原が予言した20世紀末の「ハルマゲドン」(世界最終戦争)が起きなかったからだ。ショックを受け、「糸の切れた凧(たこ)」のように約2年間呆然(ぼうぜん)と過ごした後、ようやく、麻原への帰依と信仰を捨てられたという。
その後も教団にとどまり、19年にアレフ代表に就任したのは、事件と信者に対する責任を感じていたからだ。自分の意に反して、教団が「麻原回帰」を強めようとすると、麻原を処刑しなければ信者たちの洗脳は解けない-という内容の文章をブログに書いた。
これが引き金になり、野田は教団から除名通告を受けた。21年3月のことだ。
責任の取り方
公安審査委員会は24年1月、アレフがオウム事件当時と同様、殺人を暗示する危険な教義を持ち続けていると認定した。野田も一致した見解を持つが、背景に見え隠れするのが、麻原家の「裏支配」だという。
野田は脱会前の苦い経験を、著書「革命か戦争か-オウムはグローバル資本主義への警鐘だった」(サイゾー)で暴露した。幹部間で話し合った内容は麻原の妻にメールで報告され、1週間言及がない場合のみ、決定事項になったという。
アレフ広報部は「不殺生を明示する仏教教義を繰り返し説いている」と公安審の認定に反論。裏支配についても「当時の執行部は全員退会し、現執行部はメール報告などは承知していない。現在そのような事実はない」と回答したが、野田の考えは揺るがない。
現役信者や元信者について「麻原の教義にすべてを委ねたため、自分の判断力や決断力が欠落してしまった人もいる」とも感じている。脱会して就職したとしても、元信者と分かって解雇された例は数知れないと指摘する。
教団を離れて以後、アレフとひかりの輪から信者各4人を脱会させた。頼まれれば金を貸し、住居を斡旋(あっせん)し、生活保護の申請を手伝った。野田なりの責任の取り方だった。
精神世界への傾倒
野田は今、内縁関係にある女性元信者から1千万円を出資してもらい、貧困者支援を軌道に乗せている。競売になった不動産を手に入れて元の持ち主に賃貸する仕組みを事業化。オウム事件の被害者に総額500万円以上、賠償した。
こうした貧困者支援を、野田は「資本主義社会への挑戦」と位置づける。信仰を捨てた現在は社会運動こそ変革の手段と考える。
昭和から平成へと移り、バブルで沸き返った時代。享楽的な消費社会になじめず挫折した若者らがハルマゲドンや神秘体験を掲げたオウム真理教に入信した。バブル崩壊後の7年、地下鉄サリン事件を起こした当時の信者数は優に1万人を超え、高学歴のエリートも多かった。
野田も東京大理学部で将来はノーベル物理学賞を目指す野心があったが先輩にかなわないと確信し、解脱や悟りを唱えた麻原にすがった。そして今、若者らが入会するアレフの現状が、当時の光景と重なるのだ。
「今の社会は先が見通せない。物質的な豊かさとは正反対の精神世界に、価値観や意味を見いだす若者が増えているのではないか」
コメント
コメント
明日(は大きな決済予定が一つあるので難しいかも…)か明後日、記事にて回答致します。
公務員、国家に迷惑かけるような
商売するな。
> こうした貧困者支援を、野田は「資本主義社会への挑戦」と位置づける。
何処ももみんなお前がやる前からやっとる。
元代表を強調するのは止めてください。
尊師も認定されてません。
迷惑です。
管理人のみ閲覧できます
良い出会いがあるといいですね。
応援していますよ。
> 尊師も認定されてません。
わたしは、ブログでは、
野田さんを「元オウム真理教最高幹部」にしてしまいました。
http://ameblo.jp/shibata000ishin/entry-11572892478.html
「正悟師」に認定したのは、真理の御魂・最聖・麻原彰晃尊師ですから。
Alephがそういうことを否定するというのは、
尊師の意思を否定することになります。
また、尊師は塀の中にいるので、
「正悟師」のタイトルも剥奪できないでしょうから、
Alephが野田さんを「正悟師」と認めないというのも間違っていると思います。
今一度
>元代表を強調するのは止めてください。
>尊師も認定されてません。
>迷惑です。
今一度、このような書き込みをなさる方について、どんな立場の方なのか確認しておいたほうがいいと思います
おそらくは、件のパイプカットのコメをご投稿の方と同一人物なのではないかと思いますし、また、そうであっても無くても、おそらく教団関係者を装った、部外者が、教団関係者に罪を押し付けるべく意図して書いたつまらぬ悪口でありましょう
これを簡単にむやみな教団批判につなげる過ちのないようにしたいと思います
わたしも確認しました。
結婚もしていないのに、内縁関係とはこれ如何に?
普通は、奥さんの他に、愛人がいる場合に言いますね。