トップページ社会ニュース一覧“痛くない注射針”所得隠し指摘
ニュース詳細

“痛くない注射針”所得隠し指摘
7月19日 12時0分

“痛くない注射針”所得隠し指摘
K10031455011_1307191218_1307191302.mp4

世界トップレベルの技術で「痛くない注射針」を開発したことで知られる東京の金属加工会社が、取り引きを装って架空の経費を計上していたとして、東京国税局から1億円を超える所得隠しを指摘されていたことが関係者への取材で分かりました。

所得隠しを指摘されたのは、東京・墨田区にある金属加工会社「岡野工業」です。
この会社は、先端の直径が僅か0.2ミリで、刺したときに痛みを感じにくい注射針の開発に成功し、日本の物作りを代表する技術を持つ会社として知られています。
しかし、関係者によりますと、取引先と示し合わせて自動車部品を発注したように装い、代金を渡したうえでその多くを還流させる手口を繰り返し、架空の経費を計上していたということです。
このため東京国税局は、おととしまでの5年間で1億円を超える所得隠しを指摘し、重加算税を含めおよそ4900万円を追徴課税しました。
岡野工業の社長は、「取引先の問題で部品の製造がうまくいかず納品はされなかったが、代金は支払っており架空の経費ではない。国税局と見解の相違があったが、修正申告には応じた」と話しています。

[関連ニュース]
k10013145501000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ