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旧万世橋駅活用へ 商業施設に7月19日 12時43分
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東京・千代田区にあるかつてのターミナル駅で、70年前に営業を終了した旧万世橋駅が、ことし9月に商業施設として活用されることになり、レンガ造りの高架橋の内部が19日、報道陣に公開されました。
およそ100年前の明治45年に開業した旧万世橋駅は、東京駅が出来るまでターミナル駅としての役割を果たし、駅周辺は銀座と並ぶにぎわいを見せていました。
ちょうど70年前の昭和18年に営業を終え、ホームなどはありませんが、堅ろうなレンガ造りの高架橋は今もレールが敷かれ、当時のまま使われています。
JR東日本は、この高架橋を鉄道遺産として活用しようと再開発を進めていて、ことし9月に商業施設としてオープンさせることから、内部を報道陣に公開しました。
このうち、かつてのホームに上がる階段は開業当時のままで、使われているタイルは当時の最高の技法で張られているということです。
また、関東大震災で焼失した駅舎の基礎部分も残されています。
再開発では、ホームだった場所に展望デッキが整備され、歴史を体感できる施設に生まれ変わるということで、担当するJR東日本ステーションリテイリングの三井剛社長は「貴重な文化財をよみがえらせ、地域の活性化につなげたい」と話しています。
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