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木の香り、旧校舎の面影 古川一小建て替え完成

廊下の腰板に鳴子温泉地域産の木材を使うなど、木材を多用した新校舎

 東日本大震災で破損した木造校舎を解体し、一部建て替えを進めていた大崎市古川一小(児童591人)の新校舎が完成し、現地で17、18日、内覧会が開かれた。保護者や地域住民が訪れ、旧校舎の面影を残そうと木材を数多く用いた新校舎の完成を喜んだ。
 同校の中央校舎は無事だったが、約80年使われてきた木造の北校舎と南校舎は激しく壊れたため解体。昨年7月から、北校舎跡地に校舎1棟を建設していた。
 新校舎は鉄筋コンクリート2階、延べ床面積約2800平方メートル。廊下や学習室の壁の腰板に大崎市鳴子温泉地域産の杉板3600枚を使うなど、木材を活用した。住民にも開放する交流スペース「ふれあいルーム」には旧校舎の部材を再利用した。
 内覧会初日には住民ら約200人が来場。木の香りが漂う校舎内を見て歩き、「温かみがある」「通学する孫を安心してお願いできる」などと話していた。
 プレハブ仮校舎を使う1、2、5、6年生らは19日に新校舎に引っ越しする。新校舎落成式は9月14日の予定。


2013年07月19日金曜日


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