2013-07-16(Tue)
これは16歳になった立花 響の物語
社長 |
アニメ仕事の面白いところは、
実際の貢献度以上に偉そうな肩書きでクレジットされている金子であっても、
決して自分でコントロールできないところにあります。
コンテがあがってきたところで、
自分の想像もしてなかった場面に面食らうなんてよくあること。
例えば2話だと、斯波田事務次官がソバ啜ってるとこでしょうか。
「いったいどうしたんだ事務次官!」とひっくり返りそうになりました。
張り切って、
振り切ったアクションシーン書いたのは確かに金子だけれど、
書いた内容以上に仕立ててくれたのは、現場のスタッフだったりします。
ホント、感謝です。
アニメにとってシナリオとは、
おそらく出発点にある取っ掛かりみたいなもので、
文字が絵のカタチを取る段階で、
「こんなふうになるの!?」と大きな変貌に驚くこともしばしばです。
そこに関わるたくさんのスタッフが皆で、
盛って、捻って、アイデアを足して、それを監督がまとめてくれるので、
書いた当人にとっては「未知の可能性」となり、
だからこそ臆面も無く「面白いなあ」とファンのひとりになれるわけでして。
もうひとつ付け加えるならば、
シナリオの展開すらも、こちらだけのコントロールではありません。
ですので、シンフォギアGの物語は、
金子ひとりでは目指せなかった方向を目指し、
当初、想像もしていなかった地点に着地しています。
こないだ見たコンテの段階ですでに大興奮しているのですが…
「あれ」が「いったいどうなる」のか、
シナリオ書いた人間ですらも全貌が見えていません。
マジ、毎回次回以降が楽しみです。