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【スポーツ】元中日・若林監督の東海大菅生 逆転サヨナラで5回戦へ2013年7月19日 紙面から ◇高校野球地方大会 東海大菅生4−3多摩大聖ケ丘
各地で地方大会が行われ、西東京では、1991年ドラフト4位で中日に入団、投手としてプレーした元プロの若林弘泰監督(47)が率いる東海大菅生が、勝俣翔貴内野手(1年)のサヨナラ二塁打で多摩大聖ケ丘に逆転勝ちし5回戦に進んだ。神奈川では悲願の甲子園を目指す横浜創学館が快勝、ウィットロウ・デシャーン・広之外野手(3年)が中日、阪神などのスカウトの目に留まった。北北海道は準決勝が行われ、帯広大谷、旭川南が決勝に進出、19日の決勝で甲子園一番乗りが決まる。 教え子が決めた。9回1死から、2点差をひっくり返されて、その裏。1死満塁で東海大菅生の1年生3番・勝俣が逆転サヨナラ二塁打。中日で投手としてプレーした若林監督も、担任クラスの生徒の殊勲打に「この前も勝俣が打って勝った。勝俣サマサマですよ」と喜んだ。 1年生ながら不動の3番一塁の勝俣は、小田原足柄シニアでは全国大会にも出場。東海大、日立製作所、中日と経験豊富な監督のもとでやりたいと東海大菅生に進学。「ベンチで監督が思い切り振れというジェスチャーをしていた。決めてやろうと打った。捕られるかなと思ったけど、よく伸びた」。逆方向への打球は左翼手の上を越えた。若林監督が一手遅れたと反省した9回の継投も帳消しにした。 今年は、元プロ監督が注目されている。プロアマの雪解けが進み、高校の指導者になるために必要だった2年の教員経験が撤廃され、新たな講習制度も始まる。若林監督は中日を引退後、名城大で教員資格を取って2年間教壇に立ち、今も教員。自負もある。「プロ経験者が監督になるなら教壇に立たないといけないと思う。技術を教えるだけならコーチでいい」と言い切る。 教壇で社会科を教え、グラウンドで野球を教える。2009年に就任した熱血先生にとって5年目の夏。春の東京大会準々決勝で二松学舎大付に0−23で負けたところから再スタートしたチームが、勝俣らイキのいい新入生も加わって、13年ぶり夏の甲子園へ勢いを増してきた。 (小原栄二) PR情報
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