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牛乳がヨードが赤ちゃんのIQと読解力を決める!? イギリス・サレイ大調査

Update : 2013.05.28

妊娠中の方、またはこれから子供を作ろうとしている方は、牛乳をたくさん飲んだ方が良い、とイギリスの学者が推奨しています。イギリスの大学の研究によると、牛乳に含まれるヨードが妊娠中に不足していた人の子供のIQと読解力は低い、という気になる結果が出ました。

今回の研究のサンプルデータは、1991年から1992年の間に妊娠していた1万4000人とその子供の成長を現在まで追い続けているものです。

「今回の結果は、妊娠初期の適度なヨード摂取の重要性とヨードの不足が赤ちゃんの発達にネガティブに働きかけることを明確に示唆しています」とサレイ大学のマーガレット・レイマン教授は語っています。

つまり、妊娠中にヨード摂取量が少ないと、後々の知能発達に影響が出ることもあるということ。

ヨードは、甲状腺から甲状腺ホルモンを作り出します。この甲状腺ホルモンは、胎児期から新生児期にかけ脳の発達には不可欠なホルモンです。また、ママの甲状腺機能が低下した状態にあると、流産や早産のリスクも増えてしまいます。

イギリスのブリストル大学とサレイ大学の研究によると、1040人の妊婦の3分の2は、ヨード不足でした。

しかし、サプリメントによるヨードの補給は、過剰摂取となる危険があるため学者たちは注意を促しています。

「妊婦の方やこれから妊娠を計画している人は、十分な量のヨード摂取を確保した方が良いでしょう。牛乳や魚、海草などの食品からの摂取が一番です」と共同執筆者のDr.サラ・バースは述べています。

さらに、ブリティッシュ栄養学ジャーナル(British Journal of Nutrition)にて発表された報告によると、オーガニック牛乳は、普通の牛乳よりヨード含有量が42%も少ないそうです。

※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考:Drink milk to increase child’s IQ, pregnant women told
http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/10072366/Drink-milk-to-increase-childs-IQ-pregnant-women-told.html

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