ＤｅＮＡのラミレスが１８日、来日初の二軍落ちとなった。だが、チームとしてはギリギリまで復調を待ったうえでの選択だった。７月はわずか３打席のみの出場で、しかも６月から２２打席連続無安打中。コーチの１人は「こっちだってクビがかかっている。試合では勝つ可能性がより高い方を使うのが当たり前」とキッパリ。さらに「この機会にファームでじっくりと打撃の勘を取り戻した方がいい」と実戦での調整を勧めた。

　また「打撃が良くなったとしても、走塁には代走を出さなければならないし、守備もできない。あくまでも一振りだけ」。一軍では代打以外の起用法はないという。相手投手の配球を読むタイプのラミレスは「１打席では厳しい」と語り、ＤＨ制のあるパ球団移籍も視野に入れているが、３億５０００万円（推定）の高額年俸がネックとなっている。

　ＤｅＮＡとしてもブランコ、モーガンら助っ人たちにとってラミレスは良きアドバイザーとなっているだけに、放出は避けたいところだが…。