2013-07-17
女性の幸せ・結婚・出産をめぐる ある二人の女性の告白
前回の結婚と家族に関する記事はこのブログのいつものメインテーマではないのに、思いの他、反響があった。
特に前半部分の25歳を過ぎてからの出会いの少なさが多くの人の心に刺さったようだ。
女性にとってはなおさら深刻な話なんだと思う。
同じ25歳という数字つながりで有名な話に「クリスマスケーキ理論」というのある。
女性はクリスマスケーキと同じで、25(日)歳を過ぎると価値がどんどん下がっていくという理論だ。
このクリスマスケーキ理論は、男から見るとかなり残酷な理論だと思う。
だって、25歳過ぎると女としての価値が急激に落ちるってことでしょ。
男だと25歳どころが、30歳を過ぎてもドンドン恋愛できるし、むしろ30過ぎてやっと一人前の大人の男って感じがして魅力すら増すような気がする。
それに比べて女は25歳をすぎるともはやアラサーの軽いおばさん扱いで、生殖器官や卵子もドンドン劣化していってしまうという現実。
残酷すぎるんじゃないかな。
だって、大学まで進学するとして、卒業したら23歳。 その時点で残りはあと2年。
新卒で就職して、2、3年で仕事こなしながら恋愛して、結婚するってハードワークすぎるんじゃないかな?
学生時代から男性と関係をつくって結婚するにしても、学業と両立させながら結婚相手を見つけるっていう二足のわらじ。
大学までキャリア積んで就職して働くって完全に男視点でつくられた人生ルートだと思うんだ。
残念ながらやっぱり今の日本には「女としてのタイムリミット」みたいなものが存在している。
男同士だと、30歳はおばさんだよね、って話して盛り上がることは多い。でも女側から考えてみたら、すっごい堪え難い理不尽な要求をされて生きていると思う
そういう環境下で、女性の幸せ・結婚・出産の問題について、僕が最近メールをやり取りしている、二人のまったく環境も価値観も異なる女友達とのメールの中身がとっても考えさせられたので、エントリを投稿しておこうと思う。
二人とも生き方や環境こそ全く違えど、聡明で美人で、尊敬できる素晴らしい女性だ。
メールのやりとりを内容はそのままに一部追記・修正したものだから、脈絡や結論はないけれど、その言葉ひとつひとつが本当にいろいろ深く考えさせられる。
Aさん(24歳・女性)の告白
地方出身・都内女子大を卒業し、2年ほどの金融系企業勤務を経て学生時代からの知人だった有名国立大卒一流企業勤務の同年齢の男性と結婚。
現在妊娠5ヶ月目。
都合により削除。笑
Bさん(26歳・女性)の告白
地方出身。都内私立大学を卒業後、地元に戻り就職するも閉塞感にいたたまれず、家出同然に再上京。現在は水商売のバイトで、知り合った顧客(主に既婚者)との不倫や愛人で生計をたてている。
いい飯を食べて、いい服を着て、いい家に住んで、いい女とヤる。男の幸せはほんとその通りだよね。
女なんて30代くらいまでは綺麗でも、老けるのなんて早いから結婚してもいずれ同居人になるだけ。
若い女には勝てるわけない。男が金にもの言わせて女を囲うのもなかなか楽しいと思うよ?
女の幸せって何だろうね?この仕事をしてると最近よく考えちゃう。
昨日、私の不倫相手から初めて嫁が仕事も辞めて一生懸命不妊治療してることを聞かされたよ。
キャリアウーマンとして35歳の今まで生きてきて、今になってようやく妊娠に焦って仕事を辞めたんだって。
これでもし上手く妊娠できて懸命な子育てが始まっても、その唯一の生きがいの子供が障害でもあったら発狂して死にたくなるんじゃん。
旦那だけの一馬力の収入だと生活大変だろうし(給料よくないし)
そういう状況なのに旦那は浮気するんだからやっぱり結婚は人生の墓場だと思う。
結婚、妊娠、出産とかの、女の幸せを否定すると頭のおかしい奴扱いされるけど、やっぱり私はそんなに間違ってないって思うよ。
そんなうわべだけでぬるい幸せなんかいらないやと改めて思う
女としての幸せ、働く女としての幸せ、二兎を追うからダメなんだよ。
そんなに人生うまくいかない。
生きていくために若いわたしが出来ることなんて限られてて、私は偶然向いてるのがこれ(愛人)みたいな。
私はこれから普通の人間になれると思ってない。そんな都合よく生きたらバチがあたる。
だから一般的な幸せなんて興味ないよ。もう、お金でしか報われないし取り戻せない。
自分があと20年後くらいに自身の若い頃を彷彿とさせる愛人に旦那が金あげてんのを、発狂しながら黙認して表向き幸せな家庭を保とうとする強さは、私にはないよ。
かといって慰謝料で強かに生きたいとも思わないし。
これからも、私はそんな冷えきった夫婦生活を送る既婚者をガツガツと食い散らかすよ。
これはわたしなりの世の中に対する挑発、復讐、警鐘。
ほんとに難しいね。女性の幸せって。