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女優の有森也実(45)が、11月9日公開の映画「TAP 完全なる飼育」で新境地を切り開いている。1999年からスタートした人気シリーズの最新作で、ヤクザの愛人役を体当たりで熱演。今年、デビュー30周年を迎える有森は「集大成といったら変だけど、確実に自分の中で大切な作品になる」とし、主演の前川伶早(れいさ、24)、片嶋一貴監督とともに、作品への思いを語った。
監禁される女と、監禁する男のアブノーマルな愛を描く「完全なる飼育」シリーズの最新作で、有森がこれまでに見せたことのない女優の顔をスクリーンに焼き付ける。
有森が演じるのは、沖縄の暴力団の若頭・抗山(高川裕也)の愛人・早苗。娘の結(前川)には一向に関心を持たず、自らの金銭欲、物欲、性欲に素直に生きている女性だ。映画のタイトル「TAP」はタップダンスを意味し、結はタップを踏む時だけ自我が解放されるダメなヤクザに監禁されている。「様々な愛の形」がシリーズのテーマの一つだけに、有森は抗山にみだらな言葉を投げかけたり、ベッドシーンも披露する。
1986年に「キネマの天地」でブルーリボン賞新人賞などを受賞。その後のフジテレビ系「東京ラブストーリー」(91年)などの出演作から“清純派”のイメージが強い。だが、肌を見せる演技を、これまで遠ざけてきたわけではないという。
「(脱がない)こだわりはなくて、むしろ『何で今までなかったの?』という感じ。ただ、挑戦したいという意欲が先走っていたのはありますね。その意味では『やっと、こういう役ができるようになったな』という気持ちもあります」。8月でデビュー30年。“区切りの決意”というわけではないが「時が来た」と考えている。
片嶋監督がメガホンを執ったのも、大きな力となった。2人は、昨年12月に公開された映画「たとえば檸檬」などでもタッグを組んでいる。「監督との信頼関係がなければ、成立しなかった。この作品で“存在”できれば、自分に自信が持てると思ったんです」と振り返った。
その言葉に片嶋監督も「気心知れた仲。自分も演出をやりやすいし、難しい役だけど有森さんなら引き受けてくれるだろうと思った」。絶大なる信頼感があったことをうかがわせた。
「この役には『背景』の説明がない。それを、セリフ以外のもので表現しないといけないのが難しかった」と有森。その早苗を演じ切ったことで、女優として一歩ステージが上がった手応えを感じているようだ。
◆「完全なる飼育」シリーズ 1999年に第1弾が公開された映画シリーズ。最初の作品は俳優の故・松田優作さんの元妻で作家の松田美智子さんの小説が原作。2作目以降はそのプロットを踏襲したオリジナル作品となっている。大胆なぬれ場やヌードシーンがあるのが特徴で、過去には小島聖や荻野目慶子らが出演した。第1作で主役を務めた竹中直人(57)が、第6作を除く全てに出演している。
(2013年7月18日06時03分 スポーツ報知)
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