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【芸能・社会】

「キッズ・リターン」17年ぶり 北野作品がたけしまな弟子で蘇る

2013年7月19日 紙面から

 北野武監督(66)の6作目で、1996年に公開された「キッズ・リターン」の主人公コンビの10年後を描く「キッズ・リターン 再会の時」の映画化と、主演を平岡祐太(28)と三浦貴大(27)が務めることを18日、製作・配給のオフィス北野が発表した。

 17年の時を経て、シンジとマサルがよみがえる! 「キッズ・リターン」は、落ちこぼれ高校生だったシンジがボクシング、マサルは極道の世界へと別々の道を歩み始めるが、厳しい現実に直面するほろ苦い青春映画。“キタノブルー”の映像の中、シンジとマサルが自転車に2人乗りしながら、「おれたち、もう終わっちゃったのかな?」「まだはじまっちゃいねえよ」とつぶやくラストの名場面が印象深い北野監督の佳作だ。

 ビートたけし原案の「キッズ・リターン 再会の時」は、10年ぶりに再会したシンジとマサルの“今”と変わらぬ友情を描くリターンマッチ編。安藤政信(38)の演じたシンジに平岡、金子賢(36)が演じたマサルに三浦を起用し撮影された。

 監督は北野組の助監督を長年務め、メガホン5作目となる清水浩監督が担当。“続編”をまな弟子に託したたけしは、撮影前に「清水監督のイメージに沿って自由にやればいい。映画は基本的に監督のものだからさ。後は多くのお客さんに喜んでいただければ。公開を楽しみにしているよ」とエールを送っている。

 期待を裏切らず、前作をしのぐために健闘を誓いあった平岡と三浦。平岡は3カ月間にわたりボクサーとしての猛特訓を積み、やくざ役に初挑戦の三浦は、周囲を圧倒する鋭いオーラを放つほど役にのめり込んで、撮影に臨んだという。

 平岡は「本当に強いボクシングを目指して励んだトレーニングが、自信となって今までにないボクシングシーンになっていると思う。男同士の固い約束、友情に胸を熱くしてもらえたら」。三浦は「マサルとシンジの関係性はあまり言葉にせず直感で感じて。その関係性を自分と誰かに置き換えて見ていただけるとより楽しめるはず」と、こん身で挑んだ作品をアピールしている。他の共演は倉科カナ(25)、中尾明慶(25)ら。公開は10月12日。

 

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