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業  種 メーカー 機械・金属 発表日 2013/07/18
企業名 TANAKAホールディングス(株)  |  会社概要  |  ホームページ: http://www.tanaka.co.jp/

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田中貴金属、1月〜6月の資産用金地金・プラチナ地金の取扱量を発表

2013年1月〜6月の資産用金地金、プラチナ地金の取扱量を発表
金地金 半年間で昨年1年間の販売量と買取量に迫る取扱量を記録!
プラチナ地金 価格が金価格を上回る状態に回復、半年間で昨年1年間の買取量に迫る!
<前年同時期比>金地金、販売量が55.0%増加、買取量が73.6%増加。プラチナ地金、買取量が2.3倍に。


 田中貴金属工業株式会社(本社:千代田区丸の内、代表取締役社長:岡本英彌)は、このほど、2013年1月から6月までの6ヶ月間における資産用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量をまとめました。

 ※本文中の金とプラチナ価格はすべて税抜き小売価格です。

【金地金レビュー】
◆値を大きく動かし、半年間で1980年3月以来の高値、2012年6月以来の安値を記録!◆
 金地金において、2013年1月から6月までの6ヶ月間における国内平均価格は4,709円/gで、昨年同時期(2012年1月から6月)の平均価格4,280円/gを400円以上上回りました。
 2013年、金の国内価格は、年初から国際価格が高値圏を維持する中、日本の経済対策への期待感からくる円高修正で上昇し、2月7日には1980年3月6日以来の5,000円/g超えとなる5,072円/gとなりました。3月に入ると為替市場は落ち着きますが、4月の黒田日銀新総裁による金融政策発表を背景に、円高修正が再び加速し、4月10日に今年最高値となる5,084円/gをつけました。その後、4月15日には、米国の量的金融緩和が縮小されるとの観測や中国の2013年1〜3月期の国内総生産が市場予想を下回ったことにより、わずか6日間で金の国際価格が200ドル近く下がり、国内価格も4月16日に4,199円/gとなりましたが、4月下旬には中国やインドなどの宝飾需要が国際価格を下支えし、国内金価格も値を戻します。5月以降は、インドによる輸入規制の発表や、輸入関税の引き上げの影響により、金の国際価格は徐々に値を下げ、6月19日に米連邦準備制度理事会議長会見にて年内の量的緩和縮小が明言されたことにより、6月27日に金の国際価格は、2010年8月以来となる1トロイオンス1,192ドルとなり、国内価格も2012年6月以降初めて4,000円/gを下回り、3,924円/gとなりました。
 金地金の売買状況は、前年同時期(2012年1〜6月)と比較して販売量は55.0%増加、買取量は73.6%増加しました。2012年の年間買取量と比較すると、半年間で販売量は98.7%、買取量は85.8%を達成し、2012年の年間取扱量に迫る実績となりました。金の価格変動が活発だったことから、金に対する一般の関心が大きく高まったことがうかがえます。
 今後は、米国による量的緩和政策の縮小の動向や、日米の景気回復期待感が実体経済にどう反映されるかに、市場の注目が集まることが予想されます。

【プラチナ地金レビュー】
◆プラチナ価格が金価格を上回る状態に回復!◆
 プラチナ地金において、2013年1月から6月までの6ヶ月間における国内平均価格は4,848円/gで、昨年同時期の平均価格4,092円/gを700円以上上回りました。
 2013年のプラチナ価格は、円高修正などにより2012年末から上昇を見せ、南アフリカの大手鉱山会社による減産発表や、労使交渉を要因とした供給不安を背景に、2月に今年最高値となる5,305円/gをつけました。3月以降は、プラチナ触媒を多く使用するディーゼル車需要の高い欧州における、経済低迷による実需の伸び悩みなどで徐々に値を下げますが、中国の宝飾需要と米国の好調な新車販売が下支えとなり、6月上旬までは4,800円/g前後を推移しました。その後、6月19日に米国が量的緩和縮小を明言したことにより金価格が大きく下落し、プラチナも金に同調する形で、6月27日に4,217円/gまで価格を下げましたが、国内価格は、昨年から続いた金価格を下回る価格推移を脱し、金価格を上回る状態に回復しています。
 プラチナ地金の売買状況は、前年同時期(2012年1〜6月)と比較して販売量は30.0%減少、買取量は約2.3倍となり、買取量は2012年の年間買取量の92.9%を半年間で達成しました。昨年同時期の平均価格より700円以上高い価格推移をしていることや、金価格を上回る状態に回復したことなどにより、プラチナへの注目が集まっていることがうかがえます。
 今後は、ディーゼル車需要の高い欧州の景気動向や、南アフリカの大手鉱山会社による労使交渉を要因とした供給動向に市場の注目が集まる事が予想されます。

 田中貴金属工業では、貴金属資産に関する正しい情報の提供を、今後も継続して行っていきます。また、価格変動リスクを避け、より安定した価格で少額から積み立てることができる、貴金属積立を利用した分散型資産形成に関する啓蒙活動を強化していきます。

 ※本文中の金とプラチナ価格はすべて税抜き小売価格です。


【参考】田中貴金属工業とは
 田中貴金属工業株式会社は、明治18年の創業以来、1世紀以上にわたり、金やプラチナなどの貴金属の精製・分析に携わるとともに、貴金属を用いたさまざまな工業製品の製造・販売、また、資産としての貴金属地金の売買を行っています。日本で金の輸出入自由化が施行された1978年には、金の精製・分析技術が高く評価され、日本で初めてロンドン金市場公認溶解検定業者の認定を受け、国際市場で通用する金地金を製造する資格を得ました。また2003年12月には、ロンドン金市場で取引される金地金の品質を審査する、世界で5社しか認定されない「公認審査会社」の1社に任命されています。現在直営店であるGINZA TANAKAの各店舗(7店舗)をはじめ、全国に広がる120店舗余りの特約店で金地金や地金型金貨等の売買を行っています。

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