【吉永岳央】週刊「モーニング」(講談社)で連載中の漫画「社長 島耕作」(弘兼憲史作)の主人公、島耕作(65)が18日発売号の中で、家電大手「テコット」の社長を退任した。入社から43年、経営のトップにまで上り詰めた「日本一有名なサラリーマン」がついに第一線を退いた。
「島耕作」は、家電メーカーに勤める主人公を取り巻く国内外のビジネス動向や人間模様などを描く人気シリーズ。課長から部長、取締役へと昇進するたびに漫画タイトルも変わり、現在連載中の社長編の最終回で、会長に退いた。
社長には2008年に就任。5年間にわたって会社を率いたが、最後は「2期連続の大幅赤字」の責任を取る形での辞任となった。
講談社によると、8月29日発売号から新たに「会長 島耕作」がスタートするという。