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米デルのMBO案株主投票は24日に延期、大株主支持でも票足りず

2013年 07月 19日 02:12 JST
 
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[ラウンドロック 18日 ロイター] - 米パソコン大手デル(DELL.O: 株価, 企業情報, レポート)は、創業者マイケル・デル氏とプライベートエクイティ企業シルバー・レイク・パートナーズによるマネジメントバイアウト(MBO)案の是非を問う株主投票を24日に延期した。

事情に詳しい関係筋によると、米投資信託運用会社バンガード・グループや、ブラックロック(BLK.N: 株価, 企業情報, レポート)がMBO案賛成に転じたものの、承認に必要な票数に届いていない。

同筋によると、MBO案承認には18日朝の時点でなお1億5000万株が必要だ。投票を延期し支持拡大への時間を稼ぐ。

米金融サービス大手ステート・ストリート(STT.N: 株価, 企業情報, レポート)や米バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)(BK.N: 株価, 企業情報, レポート)など、これまで浮動票とみられた他の投資家も株主総会を前に、MBO案に賛成票を投じたという。

MBOの成立には、デル氏の保有分約16%を除く株主の過半数の支持を得る必要がある。

18日午前の取引でデル株は2.3%高の13.18ドル付近で推移している。MBO案で提示する1株13.65ドルを依然下回る。

 
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