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UPDATE 1-全国百貨店売上高、1―6月は+2.3% 2年連続増でも震災前水準には至らず

2013年 07月 18日 18:27 JST
 
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[東京 18日 ロイター] - 日本百貨店協会が18日発表した1―6月(上半期)の全国百貨店売上高は、店舗調整後で前年同期比2.3%増の3兆0020億円となった。上半期としては2年連続のプラス。アベノミクス効果とも言われる株高・円高是正を受けて好調だった時計や宝飾品など高額品がけん引した。ただ、東日本大震災前の10年上半期(3兆0184億円)水準には達していない。

上半期で2%を超える伸びは、96年上半期の3.6%増以来。また、2年連続の増加は消費税引き上げ前の96年、97年以来となる。

前年同期は、震災による減少の反動増が大きかったが、今年の上半期は「高額品が伸び、全体をけん引した」(井出陽一郎専務理事)という。上半期の美術・宝飾・貴金属は15.2%増となった。また、構成比の高い婦人服・洋品も1.9%増となり「消費に広がりを見ることができる」としている。

地域別では、東京、名古屋、大阪の3大都市での伸びが強く、各社が実施した基幹店の改装などが奏功した。上半期の東京地区の百貨店売上高は同4.4%増の7626億円となり、震災前となる10年上半期の水準を超えた。

6月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年同月比7.2%増の5167億円と、2カ月連続でプラスとなった。前年比伸び率は、震災の反動で大きく伸びた昨年3月の14.1%増以来の高さ。震災の影響を除くと、消費増税の反動で増加した98年4月の8.3%増以来の伸びとなった。   6月は気温が高く好天に恵まれたことに加え、前年は7月スタートだった夏のセールを今年は6月末に前倒しした店が多かったこと、休日が前年より1日多かったことなどのプラス要素が重なり、主力の夏物ファッション商品が前年比2桁の伸びとなるなど好調だった。また、宝飾品・高級時計やラグジュアリーブランドなど高額品が引き続き活況だったほか、中元商戦の早期受注も堅調だった。

協会がセールの前倒しや休日の1日増など特殊要因を除いて試算しても、同2―3%増とプラスとなっているという。

7月については、梅雨明けが早く、クールビズや夏物は順調なものの、6月にセールが前倒しされた反動などもあり「前年比でプラスを確保できるかは微妙」という状況。夏の商戦を判断するには、6―8月をならしてみることが必要となりそうだ。   調査対象の百貨店は85社・243店舗。東京地区は前年比9.4%増と、6カ月連続プラスとなった。

 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。