6月の米景気先行指標総合指数:上昇予想に反して失速
7月18日(ブルームバーグ):米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表した6月の米景気先行指標総合指数(LEI)は前月比変わらず。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は0.2%上昇だった。5月は0.2%上昇(速報値0.1%上昇)に修正された。
ストーン・アンド・マッカーシー・リサーチのエコノミスト、ケネス・キム氏は統計発表前に、「強制歳出削減に関連して上期は減速し、企業にとって不透明感が高まった」と指摘。ただ「こうした不透明感はこの先、限られてくるだろう」と述べた。
6月は主要10項目のうち4項目がマイナスに寄与した。中でも住宅着工許可件数や製造業新規受注指数の落ち込みが目立った。一方、信用先行指数や失業保険申請件数はプラスに寄与した。
一致指数は0.2%上昇と3カ月連続で同率の伸び。同指数には全米経済研究所(NBER)が景気循環の判定に使用する雇用者数や個人所得、企業売上高などが含まれる。遅行指数 は0.3%上昇(前月は0.4%上昇)だった。
原題:Leading Economic Indicators Index in U.S. Was Unchanged(2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Lorraine Woellert lwoellert@bloomberg.net
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更新日時: 2013/07/19 00:30 JSTニュース一覧
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