米新規保険申請:33万4000件に減少-継続受給者数は大幅増加
7月18日(ブルームバーグ):先週分の米新規失業保険申請件数は減少し、市場予想も下回った。
米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数 (季節調整済み)は、前週比2万4000件減の33万4000件。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は34万5000件だった。
同省の報道担当者は、毎年この時期は自動車メーカーの設備刷新に伴う工場閉鎖で調整が難しくなると説明した。
フォード・モーターは増産のため、北米の組み立て工場の大半について、今夏の一時閉鎖期間を2週間ではなく1週間にすると発表。クライスラー・グループは組み立て工場で3カ所およびエンジン・変速装置・スタンピングの工場は1カ所を除き全てで、今夏は一時閉鎖を行わない。またゼネラル・モーターズ(GM)の北米部門のマーク・ロイス社長は5月、同社は2009年の経営破綻以降、正式な形での夏季閉鎖は実施していないと述べていた。
変動の少ない4週移動平均 は34万6000件と、前週(35万1250件)から5250件減少した。
失業保険の継続受給者数 は6日までの1週間で9万1000人増えて311万4000人と、5カ月ぶり高水準となった。継続受給者数はこれで2週間連続増加となった。
原題:Jobless Claims Decline as Effects of U.S. Auto ShutdownsEbb (2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/07/18 23:23 JST